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<CES2008:デノン>新フロントサラウンドシステム「DHT-FS5」など発表

2008/01/09
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デノンブースの様子
マンダレイ・ベイで行われているデノンのプライベートショーの展示は、国内で既に発表済みのHDオーディオ対応AVアンプが中心となっている。

新AVアンプやBDプレーヤーなど、大きな話題となりそうな新製品の発表はなかったが、同社はすでにこれらの製品のフルラインナップを発表済みであり、今回の展示がやや新鮮味に欠けるのも無理からぬ所だろう。


AVP-A1HD/POA-A1HDはもちろん展示。試聴室で音を聴くこともできた
セパレートタイプの「AVP-A1HD/POA-A1HD」を筆頭に、AVC-A1HDやその下位機群など、多数のAVアンプが所狭しと並べられている。北米では、BestbuyやCircuit Cityといった巨大家電量販店の専用モデルも展開しており、このためラインナップは日本国内の2〜3倍程度と多い。ただし、端子の数や多少の機能差で価格のバリエーションを増やしている側面が強く、基本的な機能は国内とあまり変わらないとのこと。日本で未発売のモデルとしては、「AVC-4808」や「AVC-1708」などが挙げられる。


iPodドックを内蔵したネットワークオーディオシステム「S-32」は北米専用モデル
iPodドックを備えたネットワークオーディオシステムでは、国内で昨年12月に発売した「S-52」のほか、CDプレーヤーを無くした下位機「S-32」を出展。本機もWi-Fi機能を備え、ネットワーク経由でPC内の音楽を再生できる。残念ながら、S-32の国内での発売予定はないという。


BDプレーヤー「DVD-3800BD」の上に置かれているのが「DVP-602CI」
国内未発売で興味深いモデルはほかにもある。まず、ビデオプロセッサーとHDMIスイッチャーを1台の筐体にまとめた「DVP-602CI」。ビデオプロセッシングにはHQVを搭載している。HDMI端子は6入力2出力で、価格は1,800〜2,000ドル程度というから、かなり高価だ。ビデオプロセッサーとしての性能に自信があるからだろう。このモデルの日本発売の予定は今のところない。


テレビの下に壁掛けされているのがフロントサラウンドシステムの新モデル「DHT-FS5」
フロントサラウンドシステムの新モデル「DHT-FS5」は、日本でも発売される予定。横型筐体でテレビの下などに設置する。「Virtual Subwoofer」という機能を備え、サブウーファー無しでも豊かな低音を再生できるという。外部サブウーファー出力端子も備えていない。サラウンド処理の方式は、同社が昨年発売した「DHT-FS1」と同じ「X-Space Surround」を採用している。国内での販売価格は7万円前後になる見込み。


コンパクトピュアオーディオシステム「CXシリーズ」を北米でも展開する

デノンブランドのヘッドホンをズラリと展示
このほか、国内でも展開しているオーバーヘッド/インナーイヤー方式のヘッドホンや、コンパクトなピュアオーディオシステム「CXシリーズ」なども展示。CXシリーズは、北米では同じくD&MグループのSnell製スピーカーとの組み合わせで販売することを検討しているという。

(Phile-web編集部・風間)

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