HOME > ニュース > キヤノン、同社初のAVCHD方式DVDビデオカメラ“iVIS HR10”を発売

キヤノン、同社初のAVCHD方式DVDビデオカメラ“iVIS HR10”を発売

2007/06/13
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

“iVIS”「HR10」

誰にでも持ちやすいフォルムを採用
キヤノンは、同社初のAVCHD方式DVDビデオカメラ“iVIS”「HR10」を8月下旬より発売する。価格はオープンだが140,000円前後での販売が予想される。

本機は、8cmDVDメディアにAVCHD規格のハイビジョン映像を記録可能なDVDビデオカメラ。解像度1440×1080のハイビジョン映像をDVD-R/-RW/-R DLに記録することができる。光学10倍ズームの「キヤノン HDビデオレンズ」、高性能映像エンジン「DIGIC DV II」を搭載する。

撮像素子は1/2.7型のCMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」を採用。センサーから1920×1080画素で読み出した映像を1440×1080にリサイズする方式を採用することで、より高精細な映像を実現するという。また、ベイヤー配列のRGB原色フィルターを採用することで、高い色再現性を実現している。

記録方式は、画質劣化が少なく圧縮効率の高いAVCHD High Profileを採用。ブロックサイズが一定なAVCHD Main Profileに対し、絵柄に応じてブロックサイズを可変する本方式を採用することで、人間の視覚特性にあわせた処理を実現し、より画質劣化の少ない映像記録を可能にしている。

被写体照度は、HDVモデル「HV20」で実現した最低3ルクスを本機も実現。システムの最適化を図ることで、よりSNを向上した高感度撮影が可能となっている。

オートフォーカス機能は、HV20が採用した「外測センサー」と「CMOSセンサー」を使った「Hi-Speed AF」を継承。素早く高精度なフォーカスを実現している。


操作ボタンは背面にまとめられた

ディスク挿入部は大きく開く
ディスプレイ部には、色再現範囲の向上とハードコートAR表面処理により、広視野角、広色域の「鮮やかワイド液晶」を初めて搭載。サイズは2.7型で上下左右135度の広視野角を実現している。

撮影機能としては、撮影を一時中断する際、電源をオフにする代わりにクイックスタートボタンを押すことで、すぐに撮影を再開できる状態でスタンバイする「クイックスタート」機能を搭載。再度クイックスタートボタンを押すと、約1秒で撮影可能状態に戻る事ができる。ほかにも、フィルムカメラと同じ毎秒24コマのフレームレートで撮影可能な「シネマエフェクト」機能や、ロケーションや被写体に応じて最適な設定が選べる「スペシャルシーンモード」などを搭載している。

静止画撮影機能では、16対9モード選択時には約2メガの、4対3モード選択時には約3.1メガの静止画をminiSDに記録可能。連写機能や、動画を静止画として切り出せる「あとからフォト」機能なども搭載している。

アプリケーションは、新たにAVCHD方式で記録したディスクのコピーや動画の編集・再生が行える「Corel Application Disc」を同梱。ディスクのコピーやDVD-Video形式への変換、パソコンへの保存などを簡単に行うことが可能だ。

【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90003

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ブランドCANON
  • 型番HR10
  • 発売日2007年8月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
【SPEC】●記録ディスク:8cmDVD-R/-RW/-R DL ●映像記録規格:AVCHD(HD)、DVD-Video(VIDEOモード/VRモード)(SD) ●カード記録メディア:miniSDメモリーカード ●撮像素子:1/2.7型 CMOSセンサー(総画素数:約296万画素) ●撮影レンズ:光学10倍レンズ、デジタル併用40倍/200倍 ●ファインダー:0.27型カラー液晶 ●液晶モニター:2.7型 ワイド液晶(約21.1万画素) ●入出力端子:HDMI端子、AVミニ端子、コンポーネント端子(D3/D1)、USB端子 ほか ●電源:DC 7.4V(バッテリーパック)、DC 8.4V (DCIN) ●外形寸法:約65W×93H×133Dmm(グリップベルトを除く) ●質量:本体 約530g、撮影時 約605g