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アップル、DRMフリーで高音質な「iTunes Plus」サービスを開始

公開日 2007/05/31 11:05
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アップルは、オンラインストア「iTunes Store」において、DRMフリーで高音質な楽曲配信サービス「iTunes Plus」を開始した。

サービスの利用には、昨日提供を開始した「iTunes 7.2」(関連ニュース)が必要で、アカウント設定でiTunes Plusの利用を許可すると楽曲のダウンロード購入が可能になる。なお、iTunes Plusの利用を開始すると、それ以降はiTunes Plusの価格情報のみが表示され、DRM付き楽曲を購入するためには、再度アカウント設定で設定を切り換えなければならない。

iTunes Storeのトップページ。右メニューに「iTunes Store」が表示されている

iTunes Plusのトップページ。右上にアップグレードを促すアラートも表示される

現在、iTunes Storeトップページの右メニューに「iTunes Store」が表示され、対応楽曲をまとめて閲覧することができる。


iTunes Plusでのノラ・ジョーンズの表示例。楽曲の価格欄に「+」マークが表示される
販売を行うのはEMIの楽曲で、海外アーティストではコールドプレイ、ザ・ローリングストーンズ、ノラ・ジョーンズ、フランク・シナトラ、ジョス・ストーン、ピンク・フロイド、ジョン・コルトレーン、国内では宇多田ヒカルや椎名林檎、吉井和哉、ウルフルズなどのシングルやアルバムが購入できる。DRM(著作権保護管理)フリーなので、複数台のデバイスに、何度でもコピーすることが可能。

iTunes Plusの楽曲は256kbpsのAACでエンコードされ、これまでの128kbps/AACより高音質となる。国内での1曲あたりの販売価格は200円または270円。DRM付き楽曲は150円または200円なので、3割程度の価格アップとなる。なお、これまでのDRM付き楽曲の販売も継続する。


ライブラリアップグレードでは、所有楽曲をまとめてDRM無し/256kbpsバージョンにアップグレードできる
既に購入した楽曲にEMIのコンテンツがあれば、シングルなら50円または70円、アルバムなら450円程度で、DRMフリー/256kbpsのデータにアップグレードすることが可能。iTunes Plusのトップページで、アップグレードの対象となる楽曲数と、必要な費用が表示される。

なお、今回のサービス開始に伴い、EMIのミュージックビデオもiTunes Plusバージョンに変更されたが、販売価格に変更はない。

(Phile-web編集部)

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