SCE、PS3のシステムソフト「Ver 1.30」を公開 − HDMIから色差信号出力が可能に

（株）ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は本日、PLAYSTATION3（PS3）のシステムソフトウェア「バージョン 1.30」を公開した。

新バージョンでは、Bluetooth機器に、あす7日発売予定のBDリモートコントローラを登録できるようになった。

また、［BD/DVD設定］では、HDMIケーブルを使ってBD映像を出力する際の映像フォーマットとして、新たにY Pb/Cb Pr/Crを追加。映像フォーマットを、RGBとY Pb/Cb Pr/Crの2モードから選択できるようになった。テレビに合わせて自動的にフォーマットを選択する「自動」モードも備える。

さらに、［本体設定］に［バックアップユーティリティー］と［フォーマットユーティリティー］を追加。HDD内のデータを記録メディアにバックアップすることや、HDDの初期化の方法を選べるようになった。HDDの初期化は、ハードディスク上のデータを完全に消去する「フルフォーマット」、必要最低限の処理でハードディスク上のデータを消去する「クイックフォーマット」の2種類から選択できる。

また、［ディスプレイ設定］の［映像出力設定」で出力解像度の選択方法が変更された。使用しているテレビが対応している解像度をすべて選ぶと、選んだ解像度の中から、再生するコンテンツに合わせて最も高い解像度の映像が自動的に出力されるようになった。HDMIケーブルで接続しているときは自動設定を選ぶことができ、この画面は表示されない。なお、解像度は、1080p > 1080i > 720p > 480p > 標準（NTSC）の優先順位で出力される。

アップデートは、ネットワーク経由、パソコン経由、データを含んだゲームディスクから行うことが可能。詳細は下記サイトを参照されたい。

（Phile-web編集部）