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[CEDIA EXPO 2006レポート]VP-11S1BLの長距離投射仕様/720pの新DLPプロジェクターが登場

公開日 2006/09/16 21:25
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右:VP-4001/左:VP-11S1BL
マランツ・アメリカはオーディオコンポーネントからプロジェクターに至る多彩な新製品をメイン展示ホールに出品した。

DLP1080p機のVP-11S1はアメリカでは、ブラック塗装のS1BLが選べるが、このたび新しいレンズを搭載した長距離投射仕様が加わった。短距離(標準レンズ)に比べ、レンズ収差の少ない画質上好ましい焦点距離で投射ができ、レンズシフトによる歪が起きにくい利点があるという。

特設試射ブースでもVP-11S1(製品データベース)がデモを担っていたが、こちらはアナモフィックレンズを付けていた。これは、シネスコ映像の無画部分(上下黒味)をプロジェクターがアンダースキャン出来る機能を生かし、映像部分をスクイーズして出力、2.35:1のアスペクトにレンズで復元して左右を広げたワイドスクリーンスクリーンに映そうという提案。デモでは一般の16:9ソフトまでアナモフィックレンズを装着したまま投射していたのは画質への自信の表れか。発売版では、モーターライズされてアナモフィックレンズが左右に移動する機構になるという。なお、長距離投射仕様はブラックボディのVP-11S1BLに限られる。日本での発売もありうるという。

■720pの新DLPプロジェクターも登場

アメリカでも1080pの引きが強いようだが、マランツは720pの新製品も用意してきた。

VP-4001は、TIのダークチップ3ベースの新“720pDLP”を搭載、(こうした呼称自体、このDMDが720の主力商品であることを意味)6500:1、1200ANSIのコンパクトなプロジェクターにまとめてきた。なお、1200ANSIという数値はマランツの現在の製品の中でもっとも明るい。VP-4001にはレンズスフト機能がないが、垂直画素768の余った部分を使って映像の位置調整を行う“ピクチャーシフト”機能を搭載した。

(大橋伸太郎)

[CEDIA2006REPORT]

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