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<IFA2006レポート:東芝(1)>欧州にVer1.3対応HDMI搭載のHD DVDプレーヤーを投入

2006/09/02
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東芝は昨年よりもさらにブースの出展規模を拡大。薄型大画面テレビ「REGZA」シリーズや、HD DVD対応機器を軸に次世代フルHDエンターテインメントの魅力を積極的に紹介している。

■HD DVDプレーヤーは11月発売:上位機はHDMIVer1.3対応

HD DVDプレーヤー「HD-XE1」

Dolby Digital Plus/Dolby TrueHD/DTS-HDにも対応する

HD DVDプレーヤーHD-E1

HD DVDアプリケーションの紹介は東芝ブースの各所において精力的に展開されていた。殊に欧州でもいよいよ年末に発売されることとなったHD DVDプレーヤーの新製品2機種に注目が集まっていた。

今回展示されていたのは上位機種の「HD-EX1」と、スタンダードモデルの「HD-E1」の両モデル。

HD-EX1は今年の12月に発売を予定。価格は899ユーロとなる見込み(9/1現在、1ユーロは約150円)。HD DVD、DVD、CDが再生でき、HDMIからの1,080p/i出力に対応する。HDMI端子はVer1.3規格に対応しているので、Dolby Digital Plus/Dolby TrueHD/DTS-HDフォーマットで収録されたコンテンツのビットストリーム出力が可能になる最初のHD DVDプレーヤーとなる。296Mhz/12bitのビデオDACを搭載する。本機のフロントパネルを良く見ると「HD-XA2」の型番が刻印されていた。日本国内での発売も期待したいところだ。

HD-E1は1,080i出力までに対応するVer1.2規格のHDMI端子を採用している。欧州での販売時期は11月、価格は599ユーロとなる見込み。

なお、HD DVD-ROMドライブを搭載したノートPC「Qosmio」による再生デモもブースの各所で行われていた。


■薄型テレビ「REGZA」シリーズは欧州でも展開

「REGZA」のブランドネームは、欧州においても東芝の薄型大画面テレビ上位機種のラインナップに冠される。


REGZAシリーズの新製品「37WLT68P」

フルHDパネルを搭載した「47WLG66P」
最上位の「WLT68P」シリーズには42/37/32インチ、「WL68P」シリーズには37/32インチのモデルがそれぞれ揃う。参考までに「42WLT68P」は2,899ユーロで販売される。パネル解像度は1,366×768画素のWXGA仕様。HDMI端子は3系統搭載する。デジタルチューナーは1系統のみ搭載。欧州ではデジタル放送が本格的にスタートいない上、番組録画の習慣がまだ一般的でないため、HD対応をうたいつつもデジタルのダブルチューナーを搭載するテレビは東芝のみならず他のブランドでもまだ少ない。

本体には映像処理回路「ActiveVison M100」を搭載し、ノイズリダクション性能や動画処理性能を高めているほか、「PIXEL PROcessingIV」ではアクティブバックライトコントロール等により高精細な映像再現を可能にしている。画面は左右へのチルトが可能なデザインとしたほか、オンキヨーの開発によるスリムスピーカーを内臓している。

1,920×1,080画素のフルHDパネルを搭載するモデルは「WLG66P」シリーズに47/42インチ、「WL67Z」シリーズに42/37インチのモデルが揃う。他にも「WLG66S」シリーズや、「WL66Z」シリーズなど、1,366×768画素パネル搭載のスタンダードモデルを42/37/32/26インチと幅広く展開する。なおHDD内蔵タイプは今のところ欧州での展開は予定されていない。

(Phile-web編集部・山本)

[IFA2006REPORT]

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