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ソニーと松下、フルHDを8cmDVDに記録するビデオカメラ用規格「AVCHD」を開発

公開日 2006/05/11 13:23
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AVCHDのロゴマーク
松下電器産業(株)とソニー(株)は、8cmDVDディスクにHD映像を記録するデジタルビデオカメラ用の規格「AVCHD(エイブイシーエッチディー)」の基本仕様を策定した。

両社は、本規格を関連業界に積極的に提案し、各種ライセンスに関する準備を開始する。

映像圧縮方式にはMPEG-4 AVC/H.264を採用。同程度の画質で比較した場合、MPEG2より低ビットレートでの記録が行える。圧縮の効率は一般的にMPEG2の2倍以上とされており、MPEG2の半分以下のビットレートで同程度の画質を実現できることになる。

実際の記録時間については、「1920×1080の解像度で標準的な画質モードを選択した場合、8cmDVDの片面に20分程度記録できる」(ソニー広報センター)という。

画素数は1920×1080、1440×1080、1280×720、720×480、720×576に対応。映像信号は1080/60i、1080/50i、1080/24p、720/60p、720/50p、720/24p、480/60i、576/50iに対応する。量子化ビット数は輝度/色差ともに8ビット。

音声はドルビーデジタルまたはリニアPCMでの記録が可能。ドルビーデジタルは1 〜 5.1chで記録でき、圧縮後のビットレートは64 〜 640kbps。リニアPCMは1 〜 7.1chに対応し、ビットレートは2chの場合1.5Mbpsとなる。

すべての転送データを合計したシステムビットレートは上限が18Mbpsとなる。

本規格を採用した製品の発売時期については「全くの未定」(ソニー広報センター)とのこと。

(Phile-web編集部)

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