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エプソン、新ホームプロジェクター「dreamio(ドリーミオ)」発表会詳報〜鈴木LCP企画開発設計部長

2003/08/26
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●26日、セイコーエプソン株式会社は、東京・サンケイプラザにて記者会見を行い、新ブランド「dreamio(ドリーミオ)」を冠したホームシアタープロジェクター「EMP-TW10」をエプソン販売株式会社より発売することを発表した。記者会見の模様を詳報する。

内田事業部長に続いて、鈴木LCP企画開発設計部長が「dreamio(ドリーミオ)」EMP-TW10の商品紹介を行った。


6畳間で80インチワイドを実現する設置自由度の高さ

まず、新規開発の0.55インチワイド液晶パネルを搭載しました。従来使われていた0.7インチの液晶をさらに小型化した。サイズは12×6.7mm。対角で0.55インチ。854×480画素はDVDビデオの画面サイズの主流に見合うもの。パネルが小型であるにもかかわらず700対1のコントラスト比を実現。具体的にはリビングルームで使える最大1000ルーメンを実現した。データプロジェクターにおけるエプソンのシェアは13.8%でトップ。表示デバイスでも約60%のシェアを持ち、世界一である。

使い勝手の面にも注力した。1.54倍の短焦点レンズ搭載により、設置場所の自由度が高く、6畳間で80インチワイドが可能になった。80インチ投射時の距離は2m〜3m。一般的な6畳間では長手方向が3.5mとなる。部屋の中央において、その後ろに視聴位置を設けることもできれば、部屋の反対側の本箱やタンスの上に設置してからの投射できる。

エプソンシネマフィルター、ランプ出力制御による4つのカラーモード

さらに画質面では、よりきめ細かな画質調整ができるカラーリアリティを実現した。電動式のエプソンシネマフィルター、ランプ出力制御により4つのカラーモードを用意、シネマライクな映像表現ができる。シネマフィルターはオンオフで90度回転し、主にグリーン光、ブルー光を制限する。また、ランプの輝度制御でより引き締まった黒表現が可能になった。

4つのカラーモードはそれぞれ「ダイナミック」「リビング」「シアター」「シアターブラック」。「ダイナミック」は「シネマフィルターOFF」「ランプ高輝度」でメリハリある映像を再現する。輝度は1000ルーメン。「リビング」はTVライクな映像で1000ルーメン、用途はスポーツ番組をはじめとしたテレビコンテンツ。「シアター」は「シネマフィルターON」で「ランプ高輝度」、シネマライクな映像を約500ルーメン輝度で実現。暗い部屋で映画を楽しむ向きに最適。「シアターブラック」は「シネマフィルターON」「ランプ低輝度」で引き締まった黒表現を目指す。輝度は約350ルーメンである。そのほか最大8通りのユーザーメモリーも搭載した。

静穏設計。使いやすさの追求とデザイン

使いやすさの追求。電源を入れてから約10秒で映像投射開始できるクイックスタート。電源オフでは20秒でクールダウンが終了する。映画視聴に悪影響を与えるファンノイズは、シアターブラック時に29dBの静音設計を実現。同じく排気ダクト、インターフェース部分からの光漏れを完全カットして、視聴環境に配慮した。デザインは、リビングにマッチするパールホワイト+シルバーで、高級感あるデザインを心がけた。

(取材:AV REVIEW編集部)

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