エプソンから新しいホームシアタープロジェクター「dreamio（ドリーミオ）」が誕生

EPSON「dreamio EMP-TW10」

●セイコーエプソン（株）から、新たに「dreamio（ドリーミオ）」のサブブランドネームを冠した、ホームシアタープロジェクター製品シリーズの第一弾となる「EMP-TW10」が発売される。本製品の発売は9月5日。価格は168,000円となる。

本日都内にてマスコミ関係者に向けた製品発表会が開催された。発表会の場では同社取締役・映像機器事業部長である内田健治氏らをはじめとする関係各氏により、新しい「dreamio」ブランドを核としたホームシアタープロジェクター市場における事業戦略が明らかにされた。

同社では今後2005年までにDVDの爆発的な普及と、地上デジタル放送をはじめとした高画質のソースが出揃ってくる中で、ホームプロジェクターの急成長を予測し、商品開発に一層力を傾けていくという。同社の提案する「dreamio」ブランドは、「dream（夢/希望）」と「mio（私の）」という単語を結びつけ生まれた名前であり、これからのホームエンターテインメントに大きな夢を創造して行こうとする意気込みを感じさせるものである。ホームシアターのみならず、家族揃って様々な映像をプロジェクターで楽しめるよう設計されたという本機は、「高画質でありながら手軽に扱えるホームプロジェクター」のコンセプトの基に、マニアから一般層へホームシアター市場の拡大をねらうエプソンの戦略製品として注目すべき製品である。

本機が備える主な特長を下記にご紹介し行こう。

本機には854×480画素の高精細16:9ワイド液晶パネルが3枚搭載された。このパネルはホームシアター専用機である本製品のために同社が新しく開発したものである。従来よりもさらに小型化を実現した0.55インチサイズのパネルは、DVD鑑賞に最も適した映像を再現するようつくられた。優れた映像再生力を備え、明るさにおいても最高輝度1000ルーメンを実現している。

レンズは短焦点、高倍率1.54倍のズームレンズを採用。これにより最短2mの距離で80型ワイド、2.6mの距離で100型ワイドの大画面をゆとりをもって投写できるという。また「タテ台形歪み補正機能」により画面の台形歪みを±15度の範囲で補正することもできる。

同社独自のカラーマネージメント技術による「ColorReality」が搭載され、映像の色温度や肌色調整がユーザーの好みに応じて細かく設定できる。設定内容は8パターンまでカスタマイズして登録可能だ。また、前モデルでは外付けオプションとしていた「エプソンシネマフィルタ」を本機では電動式による内蔵設計が施された。このフィルタのon/offやランプの出力を調整し、ユーザーの視聴環境にあわせて色調を最適化した4つのプリセットモードを搭載している。プリセットモードは「リビングモード」のように、明るめの視聴環境でテレビライクな映像を楽しむのに最適なものから、シアタールームでの映画鑑賞に最も適した「シアター・ブラックモード」まで取りそろえている。

その他には、電源ONから約10秒で立ち上がるクイックスタートや、電源OFF後のクールダウン約20秒を実現。シアター・ブラックモードで29dBの静音設計、光もれの徹底カットなど、優れた機能と使いやすさを併せ持った新製品の登場である。

【問い合わせ先】
エプソン プロジェクターインフォメーションセンター　
TEL/0570-004110

（Phile-web編集部）