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オンキヨー営業本部長・小林佳紀氏インタビュー<後編>「お客様の満足が付加価値」

2002/05/01
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●ここ数年、ホームシアターに注力してきたオンキヨー。その方向性は単にAV機器を販売するだけにとどまらず、インストールビジネスへと発展してきている。様々な企業とコラボレーションを組みながら、販売店に対するバックアップ体制を整えつつ、様々な施策を展開していく考えだ。

―― ホームシアターは部屋という空間が重要になります。その空間の提案ができなければ、販売も難しい商品になっていくと思います。

小林 このシステムでは映像の出力にスクリーンを使っています。スクリーンさえ収納すれば、いつでも通常の生活空間に戻すことができますので、スクリーンがある側面に対する条件は一切ありません。
これに、今度開発したプログラムリモコンがあるのですが、これを組み合わせればさらに満足度は上がると思います。

―― そのリモコンと言いますと。
 
小林 プログラム用のソフトとリモコンからなるのですが、ソフトはご販売店様のところにあって、リモコンの内容を自由にプログラムすることができます。販売するときには、お客様の要望に応じてカスタマイズして差し上げるような格好になります。ですから、基本的にお客様が手にするのはリモコンだけということになります。
このリモコンは、インストールビジネスの一環として作った商品です。お客様がご販売店様と相談しながら作り込んでいけば良いと思います。これからはAV機器を買いかえたり、買いたしたりすることも多くなってくるでしょう。その都度、リモコンのカスタマイズが必要になってくるわけですから、このリモコンでご販売店様とお客様はつながっていくことができるわけです。
」 

―― 自分だけの使いやすいリモコンを作れるというのは、お客様の満足度も高いでしょうね。

小林 やはり顧客志向が大切です。お客様が本当に満足することが本当の付加価値なのではないでしょうか。お客様が満足しなければ利益も大きくはならないと思います。そして、満足すれば、必ず戻ってくると信じています。そういう満足を提供できるのがホームシアターで、その文化をひとりでも多くのお客様に楽しんでいただきたいと思っています。

左写真:1年ほど前に完成した東京営業所地下にあるホームシアタールーム。すべての機器が連動してコントロールできるようになっていて、ホームシアターの感動を体験することができる。

右写真:ホームシアターを構成するすべての機器をパッケージ化したシステムのデモンストレーションも展示している。レールを用い、プロジェクターなどの天吊りとケーブルの収納を可能にしたシステムだ。

(Senka21編集部)

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