500GBのHDDプレーヤーと40W×2のアンプを搭載

ソニー、DSD対応の小型オーディオシステム「HAP-S1」

2013/09/26 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、内蔵HDDに保存したDSD音源再生に対応し、出力40W×2のアンプも搭載したオーディオシステム「HAP-S1」を10月26日より発売する。価格はオープンだが8万円前後での実売が予想される。

HAP-S1

実機の写真

容量500GBのHDDを搭載し、DSDファイルの再生にも対応。IFAで発表されたモデル(関連ニュース)の日本市場投入が明らかになった格好だ。同時発表された「HAP-Z1ES」同様に外付けのUSB-HDDを1台まで増設することが可能。

背面端子部

再生可能なファイルも「HAP-Z1ES」同様で、2.8MHz/5.6MHz DSD(DSDIFF,DSF)、最大192kHz/24bitまでのWAV、AIFF、FLAC、ALAC、MP3、WMA、AAC、ATRAC(DRMなし)の再生に対応。ギャップレス再生にも対応している。

本体には光学ドライブは搭載しておらず、音楽ファイルは自動転送ソフト「HAP Music Transfer’ application」を使って、PCから本体HDDへネットワーク経由で転送する点もHAP-Z1ESと同じ。

同アプリはWindowsとMacの両方に対応しており、最初の転送以降は、PCに追加された音楽ファイルが自動的に本機へ転送される。ネットワーク接続についてはLAN端子に加え、Wi-Fiも内蔵している。

さらにスマートフォン/タブレット用にリモコンアプリ「HDD AudioRemote」も用意。AndroidとiOS両方でアプリを用意しており、同アプリをインストールしたスマホから本機の操作を行える。

ただしHAP-Z1ESとは異なり、本機は「DSDリマスタリングエンジン」を搭載していないため、楽曲再生の際にDSD変換は行わない。

また、前述のようにアンプを搭載している点もHAP-Z1ESとの違い。アンプ部は−10 〜+10 の21段でのBASS/TREBLE調整機能なども備えている。

本体サイズもコンパクトで、430Wx130Hx390Dmm/14.5kgのHAP-Z1ESに対し、本機は265Wx88Hx304Dmm/5.8kg。

本体フロントには4.3インチの液晶ディスプレイを搭載。グレースノートから自動で楽曲情報を探し出し、曲名やジャケット画像を自動で表示させる。ディスプレイは最大/高/中/低/オフの5段階で明るさを調整できる。

また12音解析技術「おまかせチャンネル」も搭載。再生中の楽曲を分析して、液晶ディスプレイを曲の雰囲気にあった色に変えるなどといった機能ももっている。

そのほか音質面では「DSEE」も搭載。圧縮や量子化によって失われた成分の補正を行う。

オーディオ入力には光と同軸デジタルを各1系統、ライン(RCA)を2系統装備。出力にはライン(RCA)とヘッドホン出力を1系統ずつ祖名手居る。

そのほかの機能ではインターネットラジオも搭載。また、スリープタイマーやボリュームノーマライズ機能なども備えている。

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