広指向特性を実現した“ESシリーズ”

ソニー、独自開発“I-ARRAY System”採用のフロア型スピーカー「SS-NA2ES」を発売

公開日 2010/08/23 15:59 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは独自開発の“I-ARRAY System”を採用し、広い指向特性とナチュラルなサウンドを実現した3ウェイ・スピーカーシステム“ESシリーズ”「SS-NA2ES」を12月8日に発売する。価格は199,500円(1本・税込)。


SS-NA2ES
本機は同社スピーカーシステムのARシリーズの設計思想と技術を継承し、3ウェイ6ユニット構成を採用。中・高域を担うミッドレンジ、トゥイーター部に独立したエンクロージャーを設け、ウーファー部との間を2枚の板で完全に分離する構造とした。振動源となるウーファー部から分離することで、中・高域ユニットへのストレスを低減し、ゆとりある音楽再生を可能にしている。またバッフル板と後部エンクロージャーとの接合は、ユニットの振動方向を考慮することで、振動が直接エンクロージャーに伝わりにくい構造としている。

ユニットはすべて本機専用に開発している。165mmのウーファーはクリアで力強い低域再生のため、強固なアルミ振動板を強力な磁気回路で駆動させ、さらにダブルウーファー構成によって自然な低域再生を実現している。ミッドレンジは130mm口径のペーパーコーンを新規に開発。振動板に渦巻き状の溝を設けて共振を抑え、滑らかな中高域を再生する。振動重量はARシリーズ採用のスライス・ペーパー・コーンよりも軽量にし、よりナチュラルな再生音を獲得している。25mmのメイントゥイーターはソフトドームとし、自然で滑らかな高域再生を実現した。振動板後方の磁気回路には穴を設け、背圧の影響を軽減することで不要な共振を除去し、よりナチュラルでクリアな高域再生を可能にしている。エッジ一体の振動板形状や振動板とボビンの接合方法を最適化することで、45kHzの高域再生能力を持たせている。

エンクロージャーはARシリーズ同様、高剛性と響きのコントロールを追求している。内部補強材を含め、適度な強度と美しい響きを兼備する北欧産のバーチ材を採用。板厚36mmのバッフル板により、強固な剛性を実現している。

トゥイーター部には25mmソフトドーム型のメイントゥイーターと、これをアシストする19mmソフトドーム型トゥイーター2個で構成される“I-ARRAY System”を採用。3つのユニットを縦配列することで、広い指向特性と十分な音圧の確保を実現している。3つのトゥイーターをひとつの音源のように機能させるため、適切な配置やフレーム形状を採用し、取り付ける奥行きはコンピューターシュミレーションと実測、試聴を繰り返して最適化を行っている。

本体外観は美しく、シンプルで上質なデザインとしている。外形寸法は255W×990H×415Dmm、質量は約32kg。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株) 買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
TEL/0466-31-2546

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドSONY
  • 型番SS-NA2ES
  • 発売日2010年12月8日
  • 価格¥199,500(1本・税込)
【SPEC】●形式:3ウェイ6スピーカーシステム ●エンクロージャー方式:バスレフ型 ●使用ユニット:ウーファー 165mmアルミコーン型×2、ミッドレンジ 130mm ペーパー・コーン型×1、トゥイーター 25mmソフトドーム型×1、19mmソフトドーム型×2 ●再生周波数帯域:45Hz〜45,000Hz ●クロスオーバー周波数:400Hz、4,000Hz ●出力音圧レベル:90dB(2.83V/m) ●インピーダンス:4Ω ●最大入力:100W ●外形寸法:255W×990H×415Dmm ●質量:約32kg