「ビクター史上 最高音質」の新イヤホンが登場? ティザー第2弾情報をもとに深堀り予想してみた

JVCケンウッドが先日公開した、ビクターブランドの新製品に関するティザー告知。新たに第2弾が公開された。追加公開された新情報をもとに、ティザーされている製品の正体をさらに予想してみたい。
「ビクター史上 最高傑作」は新イヤホンの公算が大
今回のティザー画像では、前回はビクターの象徴とも言える「犬のマーク」だった部分が、製品らしきシルエットに変わり、キャッチコピーも「ビクター史上 最高傑作」から「ビクター史上 最高音質」になった。
そのシルエットからは、おそらく新製品がイヤホン、それも完全ワイヤレスイヤホンであろうことが推測できる。
第1弾のティザーを受けて公開した前回の予測記事で記者は「完全ワイヤレスイヤホンの新たなフラグシップモデル」がティザーの正体ではないかと予想したわけだが、それが正解だった可能性が高まった。
また「ビクター史上 最高音質」というキャッチコピーからも、フラグシップ、またはそれに準じるクラスの製品であろうことが予想できる。
そして、前回の記事にも書いた通り、ビクターブランドの完全ワイヤレスイヤホンにおいて現在のフラグシップ機に位置づけられているのは「HA-FW1000T」。発売から4年が過ぎ、ついに後継モデルが登場するということだろうか。
なお、ティザー画像で公開されたシルエットは、(最近はあまり聞かなくなったが)俗に「耳うどん」などとも呼ばれるステム部らしきパーツがあるようにも見える。
一方で、従来のフラグシップ機HA-FW1000Tはステム部がない本体デザイン。また、ステムがあるモデルは「HA-A22T」(直販サイト価格9,900円/税込)や「HA-A20T」(同5,940円)など、比較的手頃な価格帯のものだ。
ということは、HA-FW1000Tはフラグシップとして販売が継続され、別の軸、つまりウッド振動板ではないモデルで「ビクター史上 最高傑作」が登場するということだろうか。
ここでヒントにできそうなのが、ティザー画像にある製品シルエットの背景。同様にティザーを展開した昨年のHA-FX550Tのときも、同機に投入したシルクレイヤーカーボンドライバー技術を匂わせるかのごとく、絹の布のような背景になっていたのだ。今回も同様の手法を採っている可能性がある。
今回のティザー画像では、製品シルエットの背景に、水の波紋のような同心円状の模様が敷かれている。ただ、その模様は完全な同心円ではなく、波紋ともまた違うようにも思える。どちらかというと、人間の指紋だったり、木の年輪のほうがイメージとしては近い印象も受ける模様だ。
背景の模様は青で描かれているため指紋や木の年輪でない可能性もある。しかし、HA-FW1000Tが木の振動板を採用した「ウッドイヤホン」だったことを考えると、この模様が木の年輪であり、新製品にもウッド技術を投入していることを匂わせているのではないだろうか。青で描いているのはミスリードを誘うためなのではないか。
前段で「新製品はウッド振動板ではないモデルである可能性もあるのかもしれない」と思ったものの、背景画像に着目してみると、やはり新製品はウッド振動板を搭載するモデルである可能性のほうが高いように感じられる。
以上のことから、(少々強引な部分もあるが)今回の「ビクター史上 最高傑作」かつ「ビクター史上 最高音質」の正体は、「ウッド振動板を搭載し、ステム部のあるデザインを採用する完全ワイヤレスイヤホン」であると記者は予想する。
予告されている新製品発表日は11月6日。正解発表のタイミングを楽しみに待ちたい。
