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【連載】ガジェットTIPS

家電側が3ピン・コネクタが2ピンの電源ケーブル、なんで?

2020/09/21 海上忍
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ひとくちに電源ケーブルといっても、種類はいろいろ。AC/DC変換ユニットを内部に備えた、いわゆる電源内蔵タイプの電化製品を例にすると、電化製品本体側には2ピン/メスのコネクタ(通称:メガネ)、コンセント側には2ピン/オスのコネクタを配した電源ケーブルを利用することが一般的です。

一方、本体側が3ピン/オスという電化製品も珍しくありません。その場合、コンセント側は2ピン/オスで電化製品本体側には3ピン/メスのコネクタを持つケーブルを利用しますが、数が合わない1ピンぶんがどういう目的で用意されているのか気になりますよね。2ピンで入力した電気が3ピンで出るの? などと素朴な疑問を抱いてしまうかもしれません。

バッファロー「BSACC0620BKA」

その1ピンぶんは「アース」です。静電気対策や漏電予防を目的としたもので、電流はありません。2ピンはAC電源、その中央にあるピンがアースとして利用されます。

日本の家庭用電灯線システムとして一般的な単相2線式では、やや大きめな左側の端子がつねにアースとして機能するうえ、漏電遮断機の普及もあり、水回りで使う家電製品を除けば必ずしもアースをつける必要はありません。心配な場合は、コンセント側にアース線を用意した電源ケーブルも販売されていますから、それを利用するといいでしょう。

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