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マランツ「11シリーズ」大ヒットの舞台裏(4)ユーザーレポート編:CHICAGOさん

公開日 2013/07/30 11:00
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マランツから昨年7月に登場したSACDプレーヤー「SA-11S3」とプリメインアンプ「PM-11S3」、今年2月発売のUSB-DAC/ネットワークプレーヤー「NA-11S1」が驚異的な売上台数を記録しているという。その舞台裏を探る連続企画の第4回では、実際に製品を購入したユーザーのみなさんに「11シリーズ」を選んだ理由や、その魅力について語っていただいた。

音の立ち上がりや定位、解像感が向上
今までの不満が解消できた

CHICAGOさん(60歳・男性)


CICAGOさんのシステム
SA-11S3について。デジタル系のデバイスの進化は早い。現用モデル(DCD-SA1)が買替の時期に来たことは判っている。とは言えCDプレーヤー買替も5台目6台目ともなると、いくら還暦記念を理由にしても夫婦の愛聴盤での本物の音質向上が無いと妻から予算を認められそうにない。自室のグランドピアノを毎日のように弾いている妻のほうが耳がいいのもハードルを高くしている。

D社のSX、A社の550など一人で試聴に回ってみたが、大人しすぎる感じで食指は動かなかった。

そのころ、オーディオ誌で『SA-11S3では32bitという数字よりも試聴で選んで24bitのデバイスにした』という記事を読んだ。耳で音決めしたモデルなら妻の耳にかなうはず……という訳で早速SA-11S3を発注、システムに組み込んだ。

まずはハワイアンギターグループ KOHALAライブを聴く。ギタリスト3人の配置がくっきりと見えるようになり、音の立ち上りも素晴らしい。

次は南佳孝の最新ライブ盤『ALL MY BEST』である。今までは低音の分離が悪くてなんでこれが優秀録音に選ばれたのか理解に苦しんでいたが、SA-11S3では楽器の音と位置が判別可能になりノリが違ってきた。……古いCDプレーヤーの解像力が低かっただけと思い知らされた。

圧巻はスティール・ラブ・ワールド・ワイドのスティールドラム演奏だった。1メーター近いドラム缶が奏でる低域のボリューム感を味わいつつ音程も判るようになったのだ。

ということでCDプレーヤーへの自分の持つ不満も解消できた上に無事に妻の了解も獲得できたのでマランツの開発陣には感謝・感謝。



ふだん聴いている音楽
南佳孝
ハワイのアイランドミュージック:KOHALA、CYRIL PAHINUI、NATHAN AWEAU
POPS:マービンゲイ、マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダー、ボズ・スキャッグズ

使用システム
・プリメインアンプ:アキュフェーズ E-550
・スピーカー:パイオニア S-3EX
・11シリーズを導入するまで使っていたオーディオシステム 
 DENON DCD-SA1


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