HOME > レビュー > ハイテク素材でエネルギーを拡散させる − オーディオリプラスの調音パネル

防音・調音で音環境を良くする!

ハイテク素材でエネルギーを拡散させる − オーディオリプラスの調音パネル

公開日 2011/09/21 11:04 ホームシアターファイル編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

オーディオ機器のポテンシャルを活かしきる!

豊富なラインアップで部屋に合わせて使える

「サウンドフィールドコンストラクションルームディフュージョン」と銘打たれたこのシリーズ、音響パネルではあるが、単に吸音や拡散を行う調音材ではない。もちろん吸音や拡散を行うのだが、スピーカーから放たれた音のエネルギーを損失することなく拡散させる音響パネルである。

スピーカーが奏でる音色のすべてをありのままに耳に届けるには、音環境の整備が重要となるが、従来の音響パネルではエネルギーの損失が多く、細部の表現や本来の音楽のエネルギーまでもが吸収されてしまっていた。そのため、スピーカーのポテンシャルを十全に実現することは困難であった。しかし、このシリーズでは、その問題を見事にクリアしている。

問題を解決するのは、ハイテク素材を用いた独自構造の採用である。シリーズすべて、特殊金属コーティングエンボスと異種金属ランダムコーティングファブリックを素材として用い、パターンランダム拡散構造を採用している。複雑に組み合わされたエンボスやパターンが入射してくる音を拡散し、定在波をはじめ、不要な反射音を適正化するのである。

ラインナップは4種類から構成されている。面で拡散し、定位の正確な表現に高い効果を示す450mm角のSFP-450。390mm×3辺で部屋のコーナーに設置し、定在波を拡散して広い音場空間を実現するSFC。狭いスペースや部屋の入り組んだ部分で威力を発揮する200×300mmのSFE。部屋の4つ角に設置して部屋全体の音場空間を広げるSFW。さらに、大型テレビの前面に設置して画面による乱反射を防ぐSFP-50i/42i/37iも用意されている。シアタールームの環境にあわせてセレクトすることが可能となっている。スピーカーが奏でる豊潤な音をありのままに表現できる部屋づくりにお薦めの逸品だ。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: