今週の読者投票 結果発表
「小型化」「デザイン」「使い勝手」 − これからのAVアンプに求められるもの
各社からHDMI 1.4を搭載し、ARCや3Dパススルーに対応したAVアンプの発表が増えてきた。今後市場に出回るBlu-ray 3Dにも対応するはずの新モデル登場により、HDオーディオ対応モデルが発売されたとき以来の“買い替えチャンス”が到来することになる。
今回は、今後のAVアンプに読者が求めるものを聞いてみた。なお、あえて“音質以外”としたのは、音響機器であるAVアンプにとって、音質が最も重要なポイントであることは当然だからだ。また、音質以外で読者が求めることを尋ねることで、AVアンプに対する“潜在的な不満”を掬い上げたいという思いもあった。
さて結果はというと、最も多かった回答は「コンパクト化」で、約3割を占めた。また3番目には「デザインの洗練」という回答が入り、これは13%という回答率になった。
マランツの「NR1501」など、最近ではスリム/コンパクトでデザインを重視したモデルも出てきたが、ほとんどのモデルは非常に大きく、デザインも無骨。たとえばリビングに設置するなどといったときには置き場所に困ることも多い。音質を維持しつつ小型化を図り、またデザイン性を高めてテレビラックやテレビ脇などに気軽に置けるようなモデルがもっと増えたら、市場はさらに活性化する可能性がありそうだ。
さて、約23%で2番目に多かった回答が「ユーザーインターフェースの向上」。一昔前に比べて最近のAVアンプのGUIはかなり使いやすくなったが、いまだに英語メニューのものがあったり、テキストベースのUIも存在するなど、AVアンプを使い慣れていない方には敷居が高いものが多い。またリモコンについても、使い慣れるまでは機能とボタンの関係が理解しづらいものも散見される。ただし、一部のメーカーでiPhone/iPod touchでの操作に対応するものが発表されるなど、操作性を高めようという機運は徐々に高まっている。各メーカーの今後の取り組みに期待したい。
「ネットワーク機能の充実」と答えた方は10%だった。この分野で存在感を放っているのがオンキヨーとデノンで、オンキヨーは世界初のWindows 7 認証を取得したAVアンプを昨年発表。最近になってデノンが続いた。ともにDLNAのレンダラー機能を備え、Windows 7を搭載したPCから楽曲の再生コントロールが行える。また、デノンが数年前の段階で無線LAN内蔵のAVアンプを発売していたことをご記憶の方も多いだろう。AVアンプにDLNAが搭載されたら何かと便利なので、この点も今後の製品に反映してもらいたいところだ。
「低価格化」と回答した方は7%と意外に少なかった。この数年でAVアンプの単価はかなり下がったので、逆に音質を突き詰めた上位機種の登場を期待しているということだろうか。
また「接続端子の拡充」は5%、「チャンネル/ゾーン数の増加」については1%と、いずれも低い投票率にとどまった。前述した「コンパクト化」が進めば、端子の数やチャンネル数がある程度整理されることは必然。HDMIなどのデジタル端子が接続のメインストリームとなった今、ある程度端子やチャンネル数が絞られても構わないという読者の意思表示と捉えて良いのではないか。
今回は、今後のAVアンプに読者が求めるものを聞いてみた。なお、あえて“音質以外”としたのは、音響機器であるAVアンプにとって、音質が最も重要なポイントであることは当然だからだ。また、音質以外で読者が求めることを尋ねることで、AVアンプに対する“潜在的な不満”を掬い上げたいという思いもあった。
さて結果はというと、最も多かった回答は「コンパクト化」で、約3割を占めた。また3番目には「デザインの洗練」という回答が入り、これは13%という回答率になった。
マランツの「NR1501」など、最近ではスリム/コンパクトでデザインを重視したモデルも出てきたが、ほとんどのモデルは非常に大きく、デザインも無骨。たとえばリビングに設置するなどといったときには置き場所に困ることも多い。音質を維持しつつ小型化を図り、またデザイン性を高めてテレビラックやテレビ脇などに気軽に置けるようなモデルがもっと増えたら、市場はさらに活性化する可能性がありそうだ。
さて、約23%で2番目に多かった回答が「ユーザーインターフェースの向上」。一昔前に比べて最近のAVアンプのGUIはかなり使いやすくなったが、いまだに英語メニューのものがあったり、テキストベースのUIも存在するなど、AVアンプを使い慣れていない方には敷居が高いものが多い。またリモコンについても、使い慣れるまでは機能とボタンの関係が理解しづらいものも散見される。ただし、一部のメーカーでiPhone/iPod touchでの操作に対応するものが発表されるなど、操作性を高めようという機運は徐々に高まっている。各メーカーの今後の取り組みに期待したい。
「ネットワーク機能の充実」と答えた方は10%だった。この分野で存在感を放っているのがオンキヨーとデノンで、オンキヨーは世界初のWindows 7 認証を取得したAVアンプを昨年発表。最近になってデノンが続いた。ともにDLNAのレンダラー機能を備え、Windows 7を搭載したPCから楽曲の再生コントロールが行える。また、デノンが数年前の段階で無線LAN内蔵のAVアンプを発売していたことをご記憶の方も多いだろう。AVアンプにDLNAが搭載されたら何かと便利なので、この点も今後の製品に反映してもらいたいところだ。
「低価格化」と回答した方は7%と意外に少なかった。この数年でAVアンプの単価はかなり下がったので、逆に音質を突き詰めた上位機種の登場を期待しているということだろうか。
また「接続端子の拡充」は5%、「チャンネル/ゾーン数の増加」については1%と、いずれも低い投票率にとどまった。前述した「コンパクト化」が進めば、端子の数やチャンネル数がある程度整理されることは必然。HDMIなどのデジタル端子が接続のメインストリームとなった今、ある程度端子やチャンネル数が絞られても構わないという読者の意思表示と捉えて良いのではないか。