ファイル・ウェブ「アナログレコード特集」

入門者にオススメ!アナログプレーヤー(6)DENON「DP-200USB」

高橋 敦
2016年07月14日


USBメモリに直接録音できるアナログプレーヤー
DENON DP-200USB
¥30,000(税抜)


==こんな方にオススメ==
初心者にも優しいフルオートタイプ

ボタンひとつで自動的にレコードに針を落としてくれるフルオートモデル。USB端子にメモリーを接続すれば、レコードのデジタルアーカイブも可能と、初心者やアナログ/デジタルの両方を楽しみたい方にお薦めだ。



■USBメモリーへダイレクトにデジタルアーカイブが楽しめる

アナログレコードの収録曲をデジタル化してUSBメモリーにダイレクトに録音できる、フルオートプレーヤーシステム。まずはアナログプレーヤーとしての基本機能を確認しておこう。

レコードサイズ(30cm/17cm)を選択してスタートボタンを押せばアームが自動的に移動して再生を開始し、再生が終了すればまた自動的にアームが戻るフルオートタイプ。駆動方式はベルトドライブで、回転数は33 1/3回転と45回転に対応している。PHONOイコライザーを内蔵しているので、別途フォノイコを用意しなくても気軽に使えるのもポイントだ。なお内蔵のフォノイコはオフにすることもできる。

さて注目は前面に用意されているUSB端子。アナログ盤に収録されている曲をデジタルファイルに変換、USBメモリーに保存できるのが本機の特長だ。操作手順はシンプルで、端子にUSBメモリーを差し込み、あとは普通にレコード再生を開始してから「REC」ボタンを押すだけ。事前の設定などは必要ない。ただその代わり、録音形式はMP3のビットレート192kbpsに固定されている。なおWindows対応のPCソフトが付属しており、録音後に曲の分割も行える。

アナログレコードは中島美嘉『LOVE』を試聴。低音がぐっと押し出される一方、高音はきらびやかさを薄めてやや奥に引く。そのためどっしりとしたバランスの音場となる。ボーカルはしなやかに歌い、価格帯を考えれば納得できる描写だ。それをUSBメモリーに録音したものの音質はというと、元の再生音質から低域が少し弱まるものの、全体的な雰囲気は崩さず保たれている。

録音形式がMP3に固定されていることからもわかるように、アナログ盤を音質にこだわってデジタルアーカイブしようという製品ではない。あくまでも気軽に、所有するアナログ盤をMP3にしてDAPなどでも楽しもうというのがコンセプトだろう。その提案に興味を引かれた方はチェックしてみてほしい。



【SPEC】
●駆動方式:ベルトドライブ ●回転数:33•1/3、45rpm ●ワウ・フラッター:0.15%以下 W.R.M.S.以下 ●ターンテーブル:アルミダイキャスト ●トーンアーム:ダイナミックバランス型 ●有効長:195mm ●カートリッジ:MM型 ●適正針圧:3.5g ●記録媒体:USBメモリー ●消費電力:10W ●電源:AC100V 50/60Hz ●外形寸法:360W×98H×358Dmm(ダストカバーを閉じた時) ●質量:約3.2kg ●取り扱い:(株)ディーアンドエムホールディングス



このコンテンツはPhile-web製品データベース「テストレポート」からの転載です。
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