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編成はピアノ、ヴァイオリン、チェロのピアノトリオに

<現場に突撃!> 「花澤香菜 × AK100II コラボモデル」オリジナル楽曲レコーディングに潜入!

公開日 2015/06/19 22:33 Reom
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「花澤香菜 × AK100II コラボモデル」。声優の花澤香菜とハイレゾプレイヤーを手がける「Astell&Kern(アステルアンドケルン)」との間でコラボ企画が進行中!

実は今回、そのコラボモデルにプリインストールされるオリジナル・ハイレゾ音源の、楽器レコーディングの現場に潜入してきました! 場所は世界水準のスタジオのひとつであるソニーミュージックスタジオです。早速その様子をレポートしていきます。



*「花澤香菜 × AK100II コラボモデル」の詳細は特設サイトをご覧ください。

今回の楽曲を手がけるのは、ゲーム会社Rayark(レイアーク)が開発したゲーム「Deemo」に、数多くの楽曲提供をしている事でも知られる注目のアーティスト「Mili」。曲の編成はピアノ、ヴァイオリン、チェロのピアノトリオ。「Mili」の世界観で織りなす楽曲は、花澤香菜とどのような融合を果たすのでしょうか。


スタジオに到着すると、ピアノ(スタインウェイ)で奏でる繊細なメロディが流れていました。モニタースピーカーからの音とは思えない音像で返ってくる音は、緻密に計算されて作られたスタジオだからこその表現力なんでしょう。何とも言えない驚きと高揚感に身が包まれました。


レコーディングエンジニアは数々の名曲を生み出してきた杉山勇司さん。そしてコントロールブースには、これまた数々の名曲を生み出してきたであろう名機「NEVE 8872」が鎮座していました。これは1チャンネルだけでも欲しいものです……。ちなみに今回レコーディングが行なわれたスタジオ1は最大6mの天井高を持ち、フルバンド収録も可能なメイン空間と5つの大型ブースが、コントロールルームを中心にクラスター状に配置される構造となっています。


ピアノを担当するのはAYAKIさん。米国バークリー音楽大学に留学し、ジャズ・コンポジション科を主席で卒業されています。精巧に作り込まれたメロディ、ピアノソロを感情豊かに、情緒的に弾いておりました。思わず身震いしてしまうような、”生きた音”に惹き込まれていきます。


ヴァイオリンを担当するのはソロヴァイオリニスト、作曲家、アレンジャーとして多方面に渡り活躍中の門脇大輔さん。チェロは、NHK大河ドラマ龍馬伝「龍馬伝紀行」テーマ曲のアレンジを担当し、「のだめカンタービレ」のレコーディング、ドラマ、映画に参加した村中俊之さん。

お二人の演奏は見事に息の合った、まさに阿吽の呼吸と言えるもの。途中途中では、門脇さんから村中さんに細かなテンポやタイミングの指示が出され、みるみる内にベストテイクが仕上がっていきました。その場でしか分からないような本当にわずかなニュアンスも押さえた、楽曲の世界を完璧に描き出す演奏が収録されました。

今回は楽器のみのレコーディングレポートとなりましたが、この素晴らしいオケに花澤香菜の歌声がどのように融合していくのか、今からとても楽しみですね。


■Infomation
iriver(Astell&Kern)公式サイトはこちら

花澤香菜公式サイトはこちら

花澤香菜×Astell&Kern 特設サイトはこちら

花澤香菜STAFF公式ツイッターはこちら

Mili Official Websiteはこちら



【Writer Profile】Reom (れおむ)  

アニメに関わる音楽やビジュアル、物語をトータルプロデュースするスタジオ集団「AQUA ARIS」代表。オリジナル作品の企画・執筆、声優・花澤香菜の楽曲の作詞を担当するなど作品制作に携わるほか、音楽ライターや宣伝協力などその活動は多岐にわたる。主な作品に「アルマギア -Project-」がある。

「AQUA ARIS」オフィシャルサイト
● Twitter:Reom_aqua_aris
「アルマギア -Project-」特設ページ

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