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【東京都・A邸】マンションの一室に設えられた至高のリビングシアター

公開日 2012/11/07 11:40 ホームシアターファイル編集部
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機材もインテリアもこだわり抜いて選んだ
完全無欠の空間



地上約200メートル、抜群の眺望が堪能できる都内高層マンションの一室。インテリアデザインにこだわった美しいリビングにホームシアターが設置されている。オーナーのAさんは作曲家として活躍されているが、自宅でもスタジオでもない、心からリラックスできる環境で仕事に取り組みたいという想いから、この一室を「映画館のある家」にしたのだという。

インテリアコーディネートは川名則子氏。AV機器やホームコントロールシステムのプランニングとインストールはCSC(アバックGRAND新宿店)の山本智志氏が手がけた。


オリジナルの壁面収納に特注サイズの高画質スクリーン、スピーカー、コンポーネント類をきれいに収納している
ホームシアターは130インチの大スクリーンに5.1chという構成。Aさんが特に重視したのは「デザイン」と「オートメーション」。美しい壁面収納は世界にひとつのオリジナル仕様。配線がまったく見えないように、また機器がピッタリと納められるように設計されている。収納棚はシンメトリーではなく、形状がランダムで、演出用のスポットライトを配置するなど、遊び心が詰まったデザインである。


iPadだけでホームシアターの機器を操作できる。照明なども連携してコントロールすることも可能だ
ホームシアターの機器はすべてiPhone/iPadでコントロールできる。さらに、ワンタッチで照明やカーテンも連動して操作することが可能だ。また、一室多灯のライティングプランも秀逸。プロジェクターの映像をラックに投影して、薄明かりの中、音楽と室内の雰囲気を楽しむAさんお薦めの「パーティモード」など、さまざまな照明シーンを用意する。


プロジェクターは、明るく力強い映像にひかれたというEH-TW8000。リアスピーカーはフロントと音色を合わせるためB&Wの埋め込みタイプを採用
さて、Aさんがプロジェクターに選んだのはエプソンのEH-TW8000。Aさんは機材のセレクト、特にプロジェクターの選択にこだわり、アバックグランド新宿店に展示しているほぼ全機種をじっくりと視聴した。丹念に視聴する中で、明るく力強い映像に惹かれてTW8000を選んだ。もちろん、明るいリビングという視聴環境も考慮したとのこと。また、設置性のよさも功を奏した。同社のプロジェクターは投写距離の幅が広いので、スクリーンからプロジェクターまで比較的距離のあるA邸のリビングシアターにピッタリとはまった。

まさに完全無欠のリビングシアターだが、Aさんも大満足の様子。「ここで過ごしていると、曲がどんどん浮かんでくる。きっとこれから作る作品は、今までと違ったものができると思いますよ」とAさん。

リスナーにいつも素敵な音楽で感動を届けてくれるAさん。そのクリエイティビティを支えているのがこのホームシアターなのだ。より素晴らしい音楽を、わたしたちに届けてくれることだろう。

HOMETHEATER DATA

住まい●(セカンドハウス)
広さ●約38畳
映像●130inch+60inch
音響●5.1ch


EQUIPMENT LIST

<AV機器>
●プロジェクター:エプソン EH-TW8000
●スクリーン:キクチ TGE-130HD特注
●プラズマテレビ:パナソニック TH-P60GT5
●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-BZT820
●AVアンプ:マランツ SR6006
●フロントスピーカー:B&W CM9
●センタースピーカー:B&W CMC2
●リアスピーカー:B&W CCM818
●サブウーファー:B&W ASW610
●CDプレーヤー:デノン DCD-1500SE
●ゲーム機:ソニー PS3(320GB)
●ゲーム機:マイクロソフト Xbox360+Kinect
●ゲーム機:任天堂 Wii
●PCスピーカー:Bang & Olufsen BeoLab 3

<ホームコントロール>
●コントローラー:Apple iPhone 4S/iPad
●調光装置:LUTRON GRAFIK EYE QS
●ホームコントロールシステム:CRESTRON DIN-AP2-CJ


INSTALL

CSC(アバックGRAND新宿店) 山本智志 氏

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