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WQHDモニター「SW272Q」も同時発表

BenQ、プロ向け4K UHDモニター「SW272U」。 HDR10/HLG対応、独自のムラ補正技術を採用

公開日 2023/07/31 12:59 編集部 : 伴 修二郎
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ベンキュージャパンは、プロ向けモニター“AQCOLORシリーズ”の新製品として、4K UHDモニター「SW272U」を8月7日(月)より、WQHDモニター「SW272Q」を9月4日(月)より発売する。価格はオープンだが、SW272Uは242,000円前後、SW272Qは132,000円前後の実売が予想される(表記いずれも税込)。

「SW272U」(写真左)、「SW272Q」(写真右)

「SW272U」は、反射が最小限まで抑えられるAGLRパネルを採用した、4K UHD(3840x2160)解像度のプロ向け27型モニター。Adobe RGBは99%、Display P3/DCI-P3カバー率は99%を実現するとともに、HDR10/HLGにも対応し、正確な色再現と自然な階調表現を実現するとアピールする。輝度は400cd/m2。

「SW272Q」は、同じくAGLRパネルを採用したWQHD(2560x1440)解像度のモデル。Adobe RGBは99%、Display P3/DCI-P3カバー率は98%を実現し、HDR10に対応したフォトグラファー向け27型モニターとなっている。輝度は300cd/m2。

両モデルとも、アスペクト比は16:9、コントラスト比は1,000:1。応答速度は5ms GTG、水平/垂直周波数は27-140KHz/24-76Hz、視野角(左右/上下)は178°/178°となっている。スピーカーは搭載していない。

「SW272U」の背面イメージ

ハードウェアキャリブレーション対応により、グラフィックカードの出力データを変更することなく、モニター内部の画像処理チップを調整することが可能。キャリブレーションソフトウェア「Palette Master Ultimate」は無料で提供され、従来よりさらに短い時間でのキャリブレーションが可能となっている。操作しやすいインターフェイスと多彩なパラメータ設定で、様々な作業内容に応じてICCプロファイルを簡単にカスタマイズすることができる。

BenQ 独自のムラ補正技術では、輝度と色の均一なユニフォミティを実現して繊細な編集作業をサポート。正確な色再現を可能にする10bitカラー/16-bit 3D LUTの採用により、動画、写真などを細部まで美しく表示できるとのこと。CalMAN認証およびPANTONEカラー認証も取得し、安定した品質を提供し、PANTONE認証製品とのカラーマッチも実現する。工場出荷時の個別キャリブレーションも同梱され、色差とガンマの精密性を確保している。

さらに、異なる色空間を一目で比較できる「Gamut Duo機能」、新たにワイヤレス仕様となり使い勝手が向上したホットキーパック「G3」、編集時間を大幅に短縮できる3段階のモノクロモードなど、作業効率アップに役立つ機能を搭載する。90W給電が可能なUSB Type-C 端子を装備し、給電やデータ転送がケーブル1本で行える。

映画編集に最適な1080/24Pに対応するほか、SWシリーズ製品が対応する1080/24Pに加え、SW272Uでは4:2:2/4:2:0/4:4:4それぞれの圧縮形式での24P/25P/30Pビデオ再生をサポートする。入出力端子はHDMI 2.0×2、Display Port 1.4、USB Type-C(90W 給電)を備える。外形寸法は613.9W×451.8-591.8H×274Dmm(台座あり)、質量はSW272Uが8.6kg、SW272Qは8.3kg。

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