一部区分において引き下げ率が2%
JASRAC、著作権管理手数料率を一部引き下げ。2026年3月分配期のアーティスト取り分が増額
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2026年3月分配期における管理手数料実施料率の一部引き下げを発表。対象期間におけるアーティストへの支払い額が増額される。
JASRACは経常収益が経常費用を上回った場合、収支差額金として翌年度に権利者へ分配している。さらに、決算前においても収支差額金となることが確実に見込まれる部分は、できる限り早く権利者に還元したいとの意思を示している。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)は、経常収益が予算を上回り経常費用が予算を下回る水準で推移していることから、上記の考えに基づき、2026年3月分配期に適応する管理手数料実施料率を一部引き下げるという。
対象となる使用料の区分は、「演奏等」(大規模演奏会等)、「業務用通信カラオケ」、「放送等」、「インタラクティブ配信」、「業務用音楽配信」、「授業目的公衆送信補償金」で、各区分において引き下げ率は2%となっている。
なお、「業務用音楽配信」は飲食店や美容室などの店舗向け音楽配信を指す区分で、利用実態を踏まえて従来の取扱いを整理して新設され、2025年5月1日から実施されているもの。
本発表に際し、JASRACは「音楽をご利用になる皆さまからお支払いいただいた使用料がクリエイターの新たな創作へとつながるよう、今後も管理の効率化と経費の削減に向けた取り組みを続けてまいります」とコメントしている。



