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6基のスピーカーによる高解像度の音体験

『AKIRA』の音楽に迫る特集展示、日本科学未来館で3/29公開

公開日 2021/03/26 14:20 編集部:松永達矢
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日本科学未来館は、常設展3階「未来をつくる」のギャラリー零壱庵(ゼロイチアン)の新展示として、「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」を3月29日(月)より公開する。

AKIRAの音楽を手掛けた山城祥二氏(芸能山城組主宰)は、独自の手法により作品の世界観を演出。この度、日本科学未来館では、その制作背景をフォーカスした企画展示を行なう。

展示の様子。3面プロジェクターにて映像が投写される。 (c)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

自然科学者としての研究の傍ら、音楽の専門教育を受けないまま芸能山城組を創立して音楽活動を展開していた山城氏。その活動の中、大友監督からの依頼を断り切れず、映画音楽を勉強しながらAKIRAの音楽を制作することになったという。

その制作のため、山城氏はサウンドモジュールという方式を考案。世界中のさまざまなコミュニティを巡るフィールドワークで実際に体験した音(声や民族楽器など)を使い、既存の映画音楽とは異なる作品を成立させた。

展示内では、映像制作・堀田英仁氏、アートディレクション、デザイン・安田昂弘氏の指揮のもと、3面にプロジェクターで投影する映像によって制作背景を紹介。山城氏自身が設計した可聴域以上を再生可能とする6基のスピーカーによって、サラウンドの音を体で感じることができるなど、高解像度の音体験を楽しめるものとアピールしている。

・開催概要
展示エリア:日本科学未来館3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」
開館時間:10:00〜17:00 (入館券の購入は閉館時間の30 分前まで)
入館料:大人630円、18 歳以下210円 ※オンラインによる事前予約が必要です
総合監修:伊東順二(東京藝術大学COI 拠点 特任教授)
特別協力:芸能山城組(山城祥二、仁科エミ)
企画制作:日本科学未来館

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