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40名のブロガーがタッチアンドトライ

ソニー、“VAIO Pシリーズ”のブロガー向け体験イベントを開催

2010/05/11 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、ブロガーなどを招待しての“VAIO Pシリーズ”タッチアンドトライイベントを都内のカフェにて開催した。

VAIO Pシリーズ

ブロガーたちが製品をタッチアンドトライ

同イベントには約40名のブロガーを招待。2階建てのカフェスペースと地下の音楽スタジオの計3フロアを有する会場で、メーカースタッフが製品のプレゼンを行ったり、ブロガーが思い思いに製品を試せるようになっていた。

1階のスペースでは商品企画、設計、デザインの担当者が参加者に向けて製品の説明や開発での裏話を披露。設計に当たっては、全体のサイズを変更せずに搭載バッテリーを大きくするために苦労したこと、加速度センサーについて初代のtype PではHDDモデルもあったために衝撃検知用に使用していたが、今回の新モデルでは全てがSSD機となったため、新たな使い方ができるようになったことなどを明かした。

メーカースタッフから製品説明や開発秘話などが語られた

また、デザイン面では「ウォークマンなどほかの製品では、まず小型化がテーマになることが多い。しかし、VAIO Pは初代モデルで“ジャストキーボードサイズ”を追求したために小型化してしまうと逆に使いづらくなってしまう。何をテーマにするべきか最初は迷った」との話も披露された。

そして、初代モデルで採用したメタリック仕上げについても、「分かる人が見れば仕上げの質の違いなどはちゃんと分かって頂けると自信は持っているが」と語りつつ、表面的なデザインを似せて価格を抑えた他社製品が出てきたことに言及。そうした状況もあり、新モデルではマットな仕上げを採用しようと考えと説明。マットという言葉からイメージするものを考えていったときにゴムなどの柔らかいものを連想し、そこから「つつむ、たたむ」というコンセプトに至ったと説明した。

また、開発段階でのモックアップ制作についても、通常はホワイトやブラックなどしか用意しないところを、今回はオレンジのものを用意したという裏話も披露。「デザイン自体は良かったとしても、色の好き嫌いが評価に影響してしまう可能性もあるため通常はやらないが、今回は必要だと考えた。反応が怖かったが意外なほどに好評で、トントン拍子に進んだ」と説明した。

2階のスペースでは、複数台用意された実機を参加者たちが自由にタッチアンドトライ。使用してみての感想や機能についての疑問などをメーカースタッフと自由に話せるようになっていた。

カメラとノートPCでその場でブログの更新作業を行う人も

会場には軽食も用意されていた

そして地下の音楽スタジオでは、Twitterでのつぶやきなどをアーティストがリアルタイムで曲にしていく「COMING OUT BEATS」プロジェクトの作業が行われ、Ustreamによる中継を2階のスクリーンでも確認できるようになっていた。

COMING OUT BEATSの様子も確認可能

なお「COMING OUT BEATS」は、映像作家やVJなどとして活躍する宇川直宏氏によるライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」とのコラボレーションプロジェクト。ソニーの特設サイトでは24時間の生中継を実施している。

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