NHK広島制作のサラウンドドラマ「火の魚」が10/14に全国放送決定

NHK広島放送局制作のサラウンドドラマ「火の魚」が10月14日にBS Hiで全国放送されることが決定した。

「火の魚」は広島県の瀬戸内・大崎下島を舞台に、島に住む老作家と東京の出版社からやってきた女性編集者との交流を描いた原田芳雄主演の人間ドラマ。「命の輝き」をテーマにユーモラスでほろ苦い物語が展開する。中国地方限定で今年7月に放送された。

音声は5.1chサラウンド放送で、以前Phile-webでインタビュー取材を行ったNHK広島放送局 技術部の北島正司氏が担当したドラマだ。北島氏はインタビューで、DTSの放送局用マルチチャンネルのエンコード／デコード技術「DTS Neural Surround」のUp Mixer（デコーダー）をエフェクターとして利用し、サラウンド素材で作った空間の一部に2ch素材を差し込むという手法を本作で使用したことを紹介している（関連ニュース）。

サラウンド再生環境のある方は、音響的に印象的な演出を施したとコメントしている主人公が病院の廊下を歩く終盤のシーンなどをチェックしながら視聴するのも楽しいかもしれない。

■「火の魚」放映スケジュール
10月14日（水）18：00〜18：53
＜BS Hi＞　5.1サラウンド