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AI被写体検出、ボディ内手ブレなど搭載

富士フイルム、シリーズ最軽量を実現したラージフォーマットミラーレス「GFX100S II」

公開日 2024/05/16 19:48 編集部:成藤 正宣
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富士フイルムは、ラージフォーマットセンサー搭載のミラーレスデジタルカメラ“GFXシリーズ”より、シリーズ最軽量のボディを実現した「GFX100S II」を6月に発売する。価格はオープン。

「GFX100S II」ボディ

1億200万画素のラージフォーマットセンサー「GFX 102MP CMOS II」と高速画像処理エンジン「X-Processor 5」、5軸/最大8.0段のボディ内手ブレ補正を備えつつ、シリーズ最軽量となる約883gの質量を実現したモデル。

ボディサイズも従来モデル同等に抑え、表面にはフラグシップ機「GFX100 II」と同じく「BISHAMON-TEX」ラバーを採用。日本の伝統的な和柄にインスピレーションを受けた三ツ矢状のパターンにより、手持ち撮影時のホールド性を高めている。

センサー画素構造の改良により、静止画撮影では常用感度としてISO80を使用可能。より広いダイナミックレンジと低ノイズで撮影できるとする。またマイクロレンズも改良することで、センサー周辺部の光の利用効率を高め、レンズ周辺部の画質やAF精度も向上させた。

「GF32 64mmF4 R LM WR 」を装着したところ

連写性能は、センサーによる高速読み出しと新開発のシャッター駆動を組み合わせることで、最速7.0コマ/秒を実現。ディープラーニング技術を用いたAIによる被写体検出AFに対応し、動物/鳥/車/バイク/自転車/飛行機/電車/昆虫/ドローンをそれぞれ検出できる。

動画撮影では最大4K/30pでの撮影に対応。常用感度はISO100を設定でき、また撮影中にタッチ操作で被写体を指定することでピントを合わせ続けるトラッキングAFを利用できる。

写真フィルムを交換する感覚で色調表現を切り替えられる「フィルムシミュレーション」は全20種類を搭載。ボディ内手ブレ補正を活用し、16枚のRAWファイルを撮影/合成することで約4億画素の超高解像画像を生成するピクセルシフトマルチショット機能も備えた。

電子ビューファインダーは576万ドット/表示倍率0.84倍の有機EL、背面には234万ドット/チルト構造の液晶モニターを搭載。天面には303×230ドットのモノクロサブモニターを配置する。

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