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用途別にチューニングの異なる4モデル展開

beyerdynamic、プロ向け向けインイヤーモニター “DT IEシリーズ” 4モデルを11/7発売。約9.3万円

公開日 2025/11/04 16:48 編集部:太田良司
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メディア・インテグレーションは、同社が取り扱うbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)より、有線インイヤーモニター “DT IEシリーズ” 「DT 70 IE」「DT 71 IE」「DT 72 IE」「DT 73 IE」4モデルを11月7日に発売する。価格はいずれも93,170円(税込)。

「DT 71 IE」

 “DT IEシリーズ” は、創業100周年を経たbeyerdynamicがミュージシャンやアーティストなどのプロフェッショナル向けに開発したインイヤーモニターシリーズ。2025年1月の「NAMM Show 2025」で発表された4モデルが、いよいよ国内で発売される格好だ。

ハウジングのデザインや搭載するドライバーユニットなどは全モデル共通だが、スタジオからライブ現場までの要求に応えることを目指し、4モデルそれぞれ特定の用途に向けてサウンドを最適化している。

DT 70 IEは、スタジオミキシングやクリティカルリスニングに向けたモデル。バランスの取れたチューニングで、ライブサウンドエンジニアやスタジオ利用、移動時のコンパクトモニター、高音質な音楽鑑賞などに最適だとする。感度は113dB SPL(1mW/1kHz)。IP68の防塵・防水性を備える。

DT 70 IEのチューニング

DT 71 IEは、ドラムやベースの演奏者向けに最適化されたモデル。力強い低域を基盤に、控えめな中域としっかりした高域が特徴だという。感度は112dB SPL(1mW/1kHz)。IP65の防塵・防水性を備える。

DT 71 IEのチューニング

DT 72 IEは、ギタリストやボーカリスト向けに最適化されたモデル。自然な低域とディテール豊かな高域を備え、上中域をやや強調することでギターやボーカルの存在感と明瞭さを引き立てるそうだ。感度は114dB SPL(1mW/1 kHz)、防塵・防水はIP68。

DT 72 IEのチューニング

DT 73 IEは、ピアニスト/鍵盤奏者/オーケストラ奏者に最適化されたモデル。20Hz - 1kHz の低域・中域はリニアに再現され、原音を損なわず自然なサウンドを実現。5kHz 以上の高域をわずかに強調することで倍音を正確に表現するそうだ。感度は115dB SPL(1 mW/1 kHz)、防塵・防水はIP68。

DT 73 IEのチューニング

4モデルとも共通して、beyerdynamic独自のTESLA.11ドライバーを搭載し、ドイツ・ハイルブロン本社で手作業により組み立てられる。公称インピーダンスは16Ω、周波数特性は5Hz - 40kHz。


ブランド独自のTESLA.11ドライバーを搭載

ハウジングは何百件ものMRI耳型データをもとに装着感を高め、高精度加工により仕上げられるという。遮音性は最大-39 dBのパッシブノイズアイソレーションを確保。大音量環境下でも安定したモニタリングを可能にするとしている。

装着面では5種類のシリコンイヤーチップと3種類のComplyメモリーフォームイヤーチップを同梱し、耳型や現場に応じたフィッティングに対応する。ケーブルは長さ約1.4mで、振動ノイズを抑える設計と金メッキのMMCXコネクター、3.5mm 3極プラグを採用。6.3mm標準プラグへの変換アダプターが付属する。

 

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