HOME > ニュース > 2023年、Spotifyが支払ったアーティスト収益額は90億ドル以上。うち半分をインディーズが占める

2023年の支払いに関するデータを発表

2023年、Spotifyが支払ったアーティスト収益額は90億ドル以上。うち半分をインディーズが占める

公開日 2024/02/28 16:29 編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Spotifyは、アーティストへの支払いに関する新たなデータを発表。2023年にはアーティストや作詞・作曲家を代表するレコードレーベル、出版社に対し、過去最高となる90億ドル以上を支払ったことを明かした。

Spotifyの2023年のアーティストへの支払いデータが公開

この支払い額は過去6年間でほぼ3倍に増加。Spotifyの創業以来の累計総支払額は480億ドルにのぼるが、この中の多くを過去6年間での支払いが占めているという。

また今回は、インディーズ(インディペンデントアーティスト)の生み出した収益が全体のおよそ半分となる45億ドルに到達。これはSpotify創業以来の最高額であるとともに、インディーズアーティストが1年間に単一小売業者から生み出した収益としても過去最大額になるとのこと。

45億ドルという数字は、Spotifyにおけるインディーズ収益としては2017年の4倍の額となるうえ、IFPIの Global Music Report 2023によれば、米国を除いた全世界の国における録音音楽全体の収益を上回る結果だとする。

この結果についてSpotifyは「ストリーミングは、インディペンデントアーティストがスーパースターと同じように、世界中のオーディエンスやツールにアクセスできる公平な環境を作り出しています」と説明。

同社では2021年より、ウェブサイト「Loud&Clear」にてアーティストへの支払いやロイヤリティに関する年次レポートを公開しており、2023年のデータも今後数週間のうちに公開予定だという。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク