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全国のIMAX劇場50館で

クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』IMAX上映が決定

公開日 2024/02/14 10:00 編集部:小野佳希
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クリストファー・ノーラン監督作の映画『オッペンハイマー』のIMAX上映が決定した。通常版と同じ3月29日に全国のIMAX劇場50館で公開となり、2月16日よりムビチケの発売を開始する。

IMAXでの上映も決定

第81回ゴールデングローブ賞最多5部門受賞、第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞を始めとする最多13部門にノミネートされたクリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』。第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話にもとづき描いている。

ムビチケのデザイン

アカデミー賞「撮影賞」にもノミネートされている撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマ氏とノーマン監督は、IMAX 65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を本作で実践。また、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAXモノクロ・アナログ撮影を実現させた。

作品メインカット

作中でノーラン監督は、オッペンハイマーの視点から語られるシーンを一人称で書き、カラー映像で表現。一方で、第二次世界大戦後のアメリカの原子力政策に大きい影響力を持っていた人物、ルイス・ストローズを中心とする場面はモノクロ映像にし、視覚的な描き分けを行っている。

今回、IMAX劇場での同時公開決定を受け、ノーラン監督の指揮の下、ホイテ氏がIMAXカメラで撮影するメイキングカットも初公開された。

初公開されたメイキングカット

ノーラン監督は、「私とホイテが採用した撮影スタイルは、非常にシンプルだが、力強いものだ。映画の世界と観客との間にいかなる障害もないこと、モノクロ映像以外、様式化されたところのない映像だった。特にカラー映像の場面は飾り気がなく、シンプルな映像を望んだ。できるだけ自然で、世界の肌触りを伝えてくれるようなものだ。衣装であろうと、セットであろうとロケであろうと、現実世界の複雑な細部を追い求めた」とコメントしている。

写真:(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.

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