HOME > ニュース > <CES>TCLは“世界最大”115インチMini LEDテレビを展示。ARグラスやスマホなど新製品が一挙披露

「QD-Mini LED」を訴求

<CES>TCLは“世界最大”115インチMini LEDテレビを展示。ARグラスやスマホなど新製品が一挙披露

公開日 2024/01/11 17:37 編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
米ラスベガスにおいて、世界最大級のエレクトロニクス展示会「CES2024」が開幕。TCLのブースでは、世界最大となる115インチのMini LEDテレビ「QM891G」をはじめとして、同社のMini LEDテレビラインナップが大きくアピールされている。

TCLのブース

TCLは、ブースオープンに先立つプレスカンファレンスにて発表した、2024年のテレビラインナップの一部を披露。上記で触れたQM891Gは、世界最大となる115インチのMini LEDテレビとして、バックライトに「QD Mini LED ULTIMATE」を採用。2万のローカルディミングゾーンに対応し、6.2.2chのスピーカーを内蔵するモデルだ。

「QM891G」

ブースでは同社が力を入れている「QD-Mini LED」が各所で押し出されていた。テレビ新モデルの展示についても、フラグシップ「85QM851G」とその下位モデル「85QM751G」を並べて明るさが比較できるようになっていたり、エントリーモデル「85S551G」と量子ドットを採用する「85Q651G」を並べていたりと、上下のモデルで比較できるようになされていた。

左がエントリーモデル「85S551G」、右が量子ドットを採用する「85Q651G」

左がフラグシップ「85QM851G」、右がその下位モデル「85QM751G」

また、2023年モデルと2024年モデルを比較しながら、QD-Mini LEDバックライト技術の進化を説明する展示も用意。これによると2024年モデルでは、Six-Crystal発光チップにより光の効率を30.2%向上、ワイドアングルのEven-Lightレンズにより輝度の均一性を60.63%向上、Light-in-oneドライブ技術によりライトのコントロール精度を1000倍向上させたとのこと。

左から、通常のMini LED、2023年モデルのQD-Mini LED、2024年モデルのQD-Mini LED

2024年モデルのQD-Mini LED

プレスカンファレンスでは「ゲーミング」に対する機能や取り組みもアピールされていたが、ブースでもゲームを体験できる展示や、ゲーミングモニターを用いた試遊スペースを用意。このうちゲーム体験用には、120Hzパネル採用の新モデル「85QM751G」が用いられていた。

「85QM751G」を使い、PS5によるゲームプレイが可能

ゲーミングのスペースも設置

「RayNeo Air 2」などのARグラスを、Nintendo SwitchやXbox Series Xといったコンソールゲーム機と組み合わせて遊ぶコーナーも設置。発表されたばかりの新ARグラス「RayNeo X2 Lite」はガラスケース内に展示された。

「RayNeo Air 2」

「RayNeo X2 Lite」

また別のコーナーでは、同じくプレスカンファレンスで発表された “紙のような表示” をアピールする液晶ディスプレイ「NEXTPAPER 3.0」を搭載するスマートフォンやタブレットの新製品が一挙に並べられた。

「TCL 50XL NEXTPAPER 5G」

このほか、TCLはプロアメリカンフットボールリーグ「NFL」のオフィシャルスポンサーを務めていることから、ブースにはNFLの “レジェンド” らが来訪。取材時にはボー・ジャクソン元選手が訪れており、来場者はツーショット写真を撮るべく、長い行列を作っていた。

ボー・ジャクソン元選手

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック