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液晶ディスプレイを搭載

FIIO、据置型USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプのエントリーモデル「K11」。筐体デザインを刷新

公開日 2023/10/27 10:00 編集部 : 伴 修二郎
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エミライは、同社取り扱いブランドFIIOから、据置型USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「K11」を11月3日より発売する。価格はオープンだが、税込23,650円での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/シルバーの2色を用意する。

「K11」ブラック

「K11」ホワイト

「K11」は、据置型USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプのエントリーモデル。筐体デザインを一新し、コンパクトかつスリムなボディながら、豊富な入出力端子や、高出力なフルバランス構成のヘッドホンアンプ回路を備えている。

DACチップには、低消費電力でオーディオ特性に優れるというCirrus Logic社の「CS43198」を採用。FIIOでは同チップについて、「真に録音に忠実なオーディオ再生を提供するために、同社が定めた厳しい水準を達成するMaster HIFI DAC」と説明しており、これによりS/N比が123dB以上、THD+Nが0.00035%未満という高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

DACチップにはCirrus Logic社の「CS43198」を採用

ヘッドホンアンプ回路はフルバランス構成とし、バランス出力で32Ω負荷時に最大1,400mW、300Ω負荷時に最大250mWの高出力を実現。回路の各ブロックにはそれぞれ独立した電源供給を行う電源供給回路設計を採用することで、音質に悪影響を及ぼす電源ノイズを抑制するという。

本体前面部には、同ブランドの据置ヘッドホンアンプとして初の液晶画面を搭載。高コントラストで耐久性に優れるVAディスレイを採用し、視認性が良く、焼き付きのない常時点灯が可能となる。ディスプレイではサンプリングレートや音量、ゲイン、出力モード等を視覚的に確認することが可能で、ゲインはHigh(高)/Mid(中)/Low(低)の3段階で調整可能。

液晶ディスプレイを本体前面部に搭載

さらにノブも備えられており、電源のオン/オフや各入力の切り替え、メニュー操作、音量調整など各種操作が行える。ノブを素早く2回プッシュすることでヘッドホン出力/RCA出力を選択したり、各出力では最後のボリュームを記憶することが可能で、アクティブスピーカーとの接続や、純粋なDACとして外部アンプへ接続をする場合にそれぞれ適切な出力モードを選択できる。

筐体素材には、剛性の高いアルミニウム合金を採用。高さ約32mm、幅143mmの小型設計で、デスク上にもスッキリと設置できるとアピールする。

デスク上でもスッキリと設置できる

本体上部に配されたロゴにはRGBインジケーターライトが備えられ、現在のオーディオ・サンプリング・レートを素早く識別できる。同箇所の明るさや色、光のパターンはすべてノブで調整できる。

本体上部のロゴ部にはRGBインジケーターライトを備える

前面および背面に各種端子を装備。デジタル入力にはUSB Type-C×1系統、RCA同軸×1系統、TOS光(角型光)×1系統を、デジタル出力はRCA同軸×1系統(RCA同軸入力と排他)、ヘッドホン出力は4.4mmバランス×1系統、6.35mmシングルエンド×1系統を備え、さまざまなデバイスとの接続に対応する。

背面部

対応サンプリングレートは、USBがPCM 384kHz/32bit、DSD 256 (Native)、RCA同軸がPCM 192kHz/24bit、TOS光がPCM 96kHz/24bitまで。シングルエンドの最大出力は520mW(32Ω/THD+N<1%/ハイゲイン時)、バランスの最大出力は先述の通り1,400mW(32Ω/THD+N<1%/ハイゲイン時)で、周波数応答は20Hz - 50kHzとなる。

外形寸法は147W×32.3H×133Dmm、本体質量は約407g。付属品として、ACアダプター、電源ケーブル、USB Type A to Cケーブル、6.3mm to 3.5mm変換アダプターなどを同梱する。

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