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2025年までに「音楽業界で最大の収益源」を目指す

YouTubeが1年間で音楽業界にもたらした収益は60億ドル以上。昨年の1.5倍に

公開日 2022/09/14 12:51 編集部:杉山康介
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YouTubeは、2021年7月から2022年6月までの12ヶ月間で世界の音楽業界に還元した収益額が60億ドル以上となったことを発表した。

2021年7月から2022年6月までの12ヶ月間で集計

同社では広告とサブスクリプションを収益化の両輪として、2025年までに音楽業界で最大の収益源となることを目指していると説明。そうした取り組みの中、2021年7月から2022年6月までの12ヶ月間の収益額は60億ドル(約7,040億円:同期間の平均為替レートの1ドル=117.34円で換算)以上と、昨年の収益額の40億ドルを大きく超える結果となった。

現在YouTubeは、100以上の国や地域において、スマホやPCなどあらゆるプラットフォームで複数の音楽フォーマットを収益化しており、音楽コンテンツの総再生時間は年々増加。ほか、アーティストやソングライター、権利者に対する収益還元のうち、ユーザー生成コンテンツがきっかけとなった金額の割合は2年連続で30%以上を記録、YouTubeショートの1日の視聴回数は300億回、月間ログインユーザー数は15億人に達しているとのこと。

同社は「音楽ファンが求めているのは、さまざまな形で音楽を発見、視聴し、コミュニティに参加すること」と分析しており、YouTubeではそれら全てを体験できるとアピール。実際、BlackPinkの楽曲「Pink Venom」リリース時には、MVのティーザーやショートチャレンジ、プレミア公開など、さまざまなフォーマットでファンから視聴されたという。

また、上記のような「すべての音楽フォーマットがつながる音楽体験」は、ファンだけでなくアーティストにとっても重要になると説明。「アーティストが自分たちのペースに合わせて、YouTubeでの成功に向けた独自の道を切り開き、経済的に持続可能なキャリア形成をサポートすることが、私たちYouTubeの使命であり役割だと考えます」と、今後の方針についてもコメントしている。

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