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コンテンツ制作からインフラ構築までを支援

大日本印刷など6社、8K×ドルビーアトモス映像コンテンツの制作・5G配信に向けての連携を発表

公開日 2021/08/17 12:28 編集部:杉山康介
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大日本印刷(DNP)、アストロデザイン、シャープ、ソシオネクスト、輝日、ドルビージャパンの6社は、8K映像と立体音響技術・ドルビーアトモスを掛け合わせた映像コンテンツを日本で初めて制作し、5Gで配信することを目指して連携すると発表した。

DNPら6社が8K×ドルビーアトモスコンテンツの制作・配信に向けて連携

新型コロナウィルス感染症の影響により、ライブ・エンターテインメントに関わる企業はビジネスモデル変革の取り組みを強化すると同時に、自宅でもライブ会場にいるような没入感の高い体験へのニーズが高まっていると説明。この状況を背景に、映像コンテンツの制作や配信、映像・音響関連製品の開発・販売などを手掛ける6社が連携した。

オンラインライブ配信や伝統芸能・文化財の公開などに向けて、コンテンツ制作からインターネット配信などのインフラ構築までを支援し、臨場感あふれる映像コンテンツを多様な環境で提供していくとともに、8Kの高精細映像やドルビーアトモスの市場拡大を目指すとしている。

コンテンツ制作においてはアストロデザインやドルビージャパンが技術協力を実施。8Kコンテンツはデータ容量が大きいため、従来はIP網での送受信が困難だとされてきたが、シャープの5G対応8K IP配信ソリューションやソシオネクストの8Kエンコーダ・デコーダ、輝日の動画配信プラットフォームや回線インフラ構築サービスなどを活用し、スムーズで安定した配信を可能にするという。各社の具体的な役割は以下の通り。

・DNP : 全体統括、ユースケース発掘、8KとDolby Atmosコンテンツの制作
・アストロデザイン : 8K・立体音響収録・再生・配信用の機器、映像制作への技術協力
・シャープ : 8K・立体音響製品および配信技術の協力
・ソシオネクスト : 8Kエンコーダ・デコーダ、配信技術の協力
・輝日 : Dolby Atmos対応8K動画配信プラットフォーム「eContent」の開発・提供、通信インフラの構築
・ドルビージャパン : Dolby Atmos対応への技術協力

8K×Dolby Atmosコンテンツの主な利用シーンとしては、ライブやエンターテインメント興行、伝統芸能や文化財のアーカイブ構築および公開、e-sports体験や観戦、教育・学術分野のプログラム、アート・芸術分野での創作体験の共有などを列挙。さらなる市場拡大を目指し、さまざまな企業と連携していく協議会などの設立も検討しているとのこと。

また、一般の方の来場は受け付けていないものの、DNPのビジネスパートナー向け施設「P&Iラボ」では、日本初の8K×ドルビーアトモスによって、沖縄県恩納村の美しい風景・文化を撮影した「8K Heaven Island」と、東映株式会社の「スペクタクルライブステージ 神・鬼・麗 三大能∞2020」の映像コンテンツを体験できる。

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