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プログラムは近日利用可能に

<CES>8K伝送など「HDMI 2.1」をサポートする認証プログラム発表。対応製品も予定

公開日 2020/01/07 10:27 編集部:押野 由宇
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HDMI Forum, Inc.は、2020年1月7日から10日にかけて開催の「CES 2020」にて、4Kや8K映像信号、HDR、VRR、eARCなどのHDMI 2.1機能をサポートするHDMIケーブルに必須となる、新しい認証プログラムを発表した。

新しい認証プログラムでは、無線干渉の最小化を目的とした最新のEMI要件に適合するための検査が含まれており、どの長さであってもHDMI認定テストセンターでの認証検査に合格する必要がある。認証を受けた超高速HDMIケーブルは、4K/8Kビデオ、HDR、VRR、eARCなどすべてのHDMI 2.1機能をサポートする。

HDMI Forumの議長を務めるAdvanced Micro Devices, Inc.のDavid Glen氏は、「超高速HDMIケーブルは、HDMI 2.1規格のすべての機能と性能を確実に伝送できる唯一の方法であり、超高速HDMIケーブルをHDMI 2.1規格に確実に適合させることは、HDMIエコシステムにおいて極めて重要。HDMI Forumの必須のATCのみの認証要件は、ケーブルが確実にHDMI 2.1規格に適合するように設計されている。偽造防止策を施した超高速HDMI認証ラベルとそのスキャン結果によって、製品がHDMI Forumの要件に適合しているという認証を視覚的に検証できる」とコメントしている。

認証済みHDMIケーブルには認証ラベルが付与される

現在、140社を超えるケーブルメーカーが既存のプレミアム認証プログラムに参画しており、再販業者は偽造防止認証ラベル、定期的なケーブル監査テスト、サプライチェーンにおける検証スキャンアプリを信頼するようになっているという。新しいプログラムの拡張についても間もなく利用可能になるとされており、HDMI採用企業にはその開始時に告知が行われる予定。

また新しい認証プログラムはHDMI Forum認定代理業者であるHDMI Licensing Administrator, Inc.が、既存の認証プログラムの一環として管理することになる。同社CEOのRob Tobias氏は「業界はプレミアム認証プログラムについて5年にわたる経験を有しており、多くのHDMIケーブルメーカーは既に自社の高速HDMIケーブルの検査と認証を行い、偽造防止ラベルを貼付している。このプログラムを拡張して、新しい超高速HDMIケーブルを組み込むことによって、シームレスな検証が行える」と述べている。

CES 2020のHDMI Licensing Administrator, Inc.ブースでは、HDMI 2.1テクノロジーの実演とともに、超高速HDMIケーブルのプロトタイプの展示が行われている。

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