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45パターンのオリジナルボイス

ガルパン・西住みほボイス搭載のロボット掃除機も!プラススタイルが新スマート家電を発売

2019/08/29 編集部:小澤麻実
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プラススタイル(株)は、人気アニメ「ガールズ&パンツァー」とコラボしたロボット掃除機など新製品を8月29日から順次発売する。同社は本日発表会を開催。同社の近藤正充CEOが、スマート家電市場の現状と新製品説明、新製品を利用して実現するスマートライフについて説明とデモンストレーションを行った。

ガルパンコラボ!西住みほボイスも搭載した数量限定ロボット掃除機

大洗女子学園が使用する戦車をモチーフにしたデザインの「ガルパン スマートロボット掃除機 W号戦車H型(D型改)」は、同社のロボット掃除機「G300」をベースにした数量限定モデル。価格は49,800円(税込)で、本日8月29日から予約受付を開始。2020年1月頃に発売となる。限定台数の詳細は非公表だが「数百台単位」(同社近藤正充CEO)とのこと。

「ガルパン スマートロボット掃除機 W号戦車H型(D型改)」

大洗女子学園が使用する戦車をモチーフにしたデザインだ

注目は、ガルパンの主人公・西住みほ(CV:渕上 舞)のオリジナル音声を搭載している点だ。約45パターンもの音声が用意され、「西住みほがあたかも家をお掃除してくれているかのように楽しむことができます」とアピールされている。音声は現在収録中。「掃除を開始します」「ドックに戻ります」等を、西住みほのキャラに合ったセリフとしてしゃべるようにするという。

ガルパンの主人公・西住みほ(CV:渕上 舞)の、約45パターンものオリジナル音声を用意

ベースとなった「G300」は、高精度なSLAM(レーザーセンサー)を搭載し、部屋中をルームマッピングして隅々まで掃除してくれるというモデル(最大認識面積は400平方メートル)。マッピングされたデータ上でエリアを指定すれば、特定エリアを除外して掃除することが可能だ。タイマー機能も用意している。

まだ実機は制作中で、モックのみ登場していた

壁沿いセンサーや落下防止センサーも備えているため、壁や物にぶつかってキズをつけたり階段から落ちたりすることを防ぐ。また最大15mmの段差を乗り越えることもできるので、カーペットや毛足の長いラグなどがあっても止まらずに使えるという。さらに、タンクを装着すれば水拭き掃除も可能だ。

スマホアプリ「+Style」や、スマートスピーカー(GoogleアシスタントアプリやAmazon Alexaスキルを無料配布)からの操作に対応。

本体サイズは直径340mm×厚さ82mm(突起部高さ約102mm)、質量約3.2kg。充電ステーションのサイズは約169W×138H×83Dmm(突起部除く)。バッテリー容量は2,600mAhで、約5時間の充電で最大75分の稼働が可能だ(掃除モードにより変わる場合あり)。ダストボックスの容量は350mlで、水拭きタンク容量は60ml。

気になる静音性は、吸引レベル自動モードでは<68dB、弱モードは65dB、強モードでは<70dB。


「ドアを開けたら電気がつく」新しいスマートライフを実現可能な新製品群

プラススタイルは「G300」以外にも、エントリーモデルのロボット掃除機やスマートLED電球/シーリングライトなど6つの新製品を発表した。

いずれの製品も、スマホアプリ「+Style」や、スマートスピーカー(GoogleアシスタントアプリやAmazon Alexaスキルを無料配布)からの操作に対応。一度入力したWi-FiのSSID/パスワードを自動保存するので、都度入力の煩雑さがなくなった。そして特にスマートLED電球/シーリングライトはWi-Fi連携時にハブが不要で、照明とWi-Fiを直接接続できるとのこと。

同社が今年2月に発売したカメラ・センサー製品と今回の新製品たちを連携させれば、アプリ操作や音声操作なしに「ドアを開けたら電気がつく」「外出したらロボット掃除機が自動で掃除をスタートする」という挙動が可能だという。

プラススタイルの製品を連携させ、手頃な価格でスマートホーム構築が可能だとアピール


ルームマッピングや水拭き機能も備えたお手頃価格の薄型ロボット掃除機

「G300」は、機能面は前述のガルパンコラボモデルと同様。価格は34,800円(税込)。

G300

エントリーモデルのロボット掃除機「B300」(税込19,800円)は、厚さ6.2cmと薄型。「一般的なロボット掃除機と比較して2cm以上薄い」とアピールされている。厚さのあるモデルでは入り込めなかった家具の下なども掃除できるのがメリットだ。

B300

厚さ6.2cmと薄型で家具の下などに入りやすい

簡易的なルームマッピングも可能。壁沿いセンサーや落下防止センサー、最大13mmの段差乗り越え、水拭き機能、タイマー機能なども備えている。

本体サイズは直径322mm×厚さ62mm(突起部除く)、質量約2.8kg。充電ステーションのサイズは約170W×1117H×70.5Dmm(突起部除く)。バッテリー容量は2,600mAhで、約4時間の充電で最大90分の稼働が可能だ(掃除モードにより変わる場合あり)。ダストボックスの容量は350mlで、水拭きタンク容量は240ml。静音性は、吸引レベル弱モードでは62dB、中モードは65dB、強モードでは69dB。


調光・調色可能なスマートLED電球/シーリングライト

スマートLED電球は、(1)E26口金で調色・調光が可能なモデル(税込2,180円)、(2)調光のみのモデル(税込1,980円)、(3)E17口金で調色・調光対応のモデル(税込2,480円)の3つをラインナップ。E17口金のもののみ、発売が2019年11月中旬以降となっている。

E26口金で調色・調光が可能なモデル

E26口金で調光のみのモデル

E17口金で調色・調光対応のモデル

一般的なE26口金採用の2モデルは、定格寿命40,000時間。(1)の調光・調色が可能なモデルは、約2700Kの電球色から約6500Kの昼光色まで色温度を変更でき、60W相当の明るい光を、180度の広配光で部屋中に届けられる。全光束は約810lm。

(2)の調光のみのモデルは、約2600Kの電球色で、明るさを無段階調整可能。こちらも60W相当の明るい光を、180度の広配光で部屋中に届けられる。全光束は約810lm。

(3)のE17口金で調色・調光対応のモデルは、約2700Kの電球色から約6500Kの昼光色まで色温度を変更でき、40W相当の光を、180度の広配光で部屋中に届けられる。全光束は約440lm。「E17口金のスマートLED電球はおそらく世界初では。ダウンライトや玄関の照明など意外と家庭内に存在しているので、そういったところで使って欲しい」(近藤CEO)。

スマートシーリングライト(税込9,980円)は、約3,200lmと6畳間向けの光量。色温度6500Kの昼白色の光で、明るさを無段階に調整可能だ。定格寿命は40,000時間。本体サイズは約φ475×96Dmm、質量約1.34kg。スマホアプリも使えるが、リモコンも付属する。

スマートシーリングライトの設置イメージ


発売記念セールや、カメラ・センサーどの同時購入キャンペーンも実施

同社はこれら新製品の登場にあわせた「スマート家電 発売記念セール」も実施。本日8月29日から9月12日まで、上記6製品を数量限定・特別価格にて販売する。詳細は同社情報ページにて。

新製品を数量限定・特別価格にて販売

既発売のカメラ・センサーとの同時購入でプライスオフも行う

さらに、カメラ・センサー6製品との同時購入で対象製品が値引きされる「スマートホーム体験キャンペーン」も同期間実施。上記6製品と、「スマートビデオドアホン」「スマートセンサー(ドア・窓)」など対象6製品を同時購入すると、カメラ製品は1,000円引き、センサー製品は500円引きで購入できる。


キーワードは「あらゆる人に、ちょうどいい」。
「手頃な価格」と「日本に合った製品」でスマート家電市場の拡大狙う


プラススタイル社は本日発表会を開催。同社の近藤正充CEOが説明を行った。

プラススタイル(株)近藤正充CEO

「日本市場におけるスマート家電の所有率は、全世代通して5%に満たない。アメリカではスマートスピーカーの所有率が30%ほどになっていることを考えると、日本ではまだまだ。でも市場はこれから伸びると考えている」と語る近藤氏。

日本でのスマート家電市場はまだ小さいこと、スマート家電でできることが伝わっていないことが課題と分析


その足かせのひとつに「価格が高い」ことがあるという
自社調査をおこなったところ、ユーザーの望むことはスマート家電で解決できるのに、それが伝わっていないことが分かったという。その障壁となっているものを打破すべく同社が打ち出すのは「あらゆる人に、ちょうどいい」。つまり、「手頃な価格」と「日本に合った製品」という点だ。

機能面、日本市場に合った便利な利用スタイル、手頃な価格が求められていると説明

「価格」面では、クラウドやアプリケーション等についてトゥヤ・スマートと協力することで開発・維持コストを削減。「利益を削ってでも手頃なものを目指した」(近藤CEO)という。「日本に合った製品」という面では、海外メーカー品が多いスマート家電がフォローしづらかった、日本の住環境/日本人の生活様式に合った使い勝手を追求した商品企画・製造を実施する。

スマートLED電球は、ハブを不要にして設置を簡単に。ロボット掃除機については薄型化を行ったほか、中国の製造工場に畳を送ってテストするといった取り組みも実施したという。

また、帰宅すると自動で照明がつく、外出先からロボット掃除機を起動して急な来客に備える…など、同社機器を連携させた便利な利用スタイルも提案する。

「ロボット掃除機『G300』はレーザーセンサーがついて3万円台。この価格帯を実現したものは他にはない。『B300』も、薄さで言えば他にもっと薄いモデルはあるが、ドックに自動で戻らないなど機能がかなりシンプル。B300は簡易ルームマッピングまで備えているうえ、価格も2万円を切っている」と近藤氏は胸を張っていた。

同社は今後はキッチン系、リビング系などの新商品も投入予定とのことだ。

なお、ガルパンコラボのロボット掃除機について、今後コラボモデルを増やしてチーム戦ができるようにしてみては?と提案したところ「面白いですね、ロボット掃除機は同じ部屋のなかで3台くらい併走させられるので…」という言葉をいただいた。

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