UXの強化でより使いやすく

ソニー、ハイレゾ対応でバックライト強化の4K/HDR液晶“BRAVIA”「X9500E」など4シリーズ

編集部:押野 由宇
2017年05月08日
ソニーは、同社が展開する“BRAVIA”シリーズとして、4K液晶テレビ4シリーズを発表。「X9500E」(65型、55型)、「X9000E」(65型、55型、49型)、「X8500E」(75型、65型、55型)を6月10日、「X8000E」(49型、43型)を6月24日に発売する。

BRAVIAの4K液晶テレビ

X9500Eシリーズ
・「KJ-65X9500E」(65型) ¥OPEN(予想実売価格550,000円前後)
・「KJ-55X9500E」(55型) ¥OPEN(予想実売価格400,000円前後)

X9000Eシリーズ
・「KJ-65X9000E」(65型) ¥OPEN(予想実売価格440,000円前後)
・「KJ-55X9000E」(55型) ¥OPEN(予想実売価格320,000円前後)
・「KJ-49X9000E」(49型) ¥OPEN(予想実売価格240,000円前後)

X8500Eシリーズ
・「KJ-75X8500E」(75型) ¥OPEN(予想実売価格600,000円前後)
・「KJ-65X8500E」(65型) ¥OPEN(予想実売価格370,000円前後)
・「KJ-55X8500E」(55型) ¥OPEN(予想実売価格280,000円前後)

X8000Eシリーズ
・「KJ-49X8000E」(49型) ¥OPEN(予想実売価格210,000円前後)
・「KJ-43X8000E」(43型) ¥OPEN(予想実売価格170,000円前後)

液晶テレビ「Z9D」をフラグシップとして継続販売し、その下のシリーズが拡充された形となる。登場した全てのモデルが4K HDRに対応しており、チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×2、スカパー!×1を搭載する。シリーズによって搭載される技術が異なっている。

X9500Eシリーズは、「9350D」シリーズの後継にあたり、画質と音質の両面において高品質が追求された。映像プロセッサーにA1シリーズやZ9Dと同じ「X1 Extreme」を搭載。バックライト構造はデザイン性で重要な厚みを抑えながら、エッジ型部分駆動よりも細分化されたエリアでのヒカリのコントロールを可能とする「Slim Backlight Drive+」を採用する。

「X9500E」シリーズ

加えて、特定エリアへのバックライト電力を集中させることで臨場感・立体感のある高コントラストな映像を映し出すとする「X-tended Dynamic Range PRO(XDR PRO)」技術を採用。バックライト技術と精密なバックライト制御の組み合わせにより、体感輝度はXDP PRO非搭載のモデルに対して、独自算出の数値で10倍を誇るとしている。なお同算出方法によると、Z9DはXDP PRO非搭載モデルの16倍の数値となる。パネルは120Hz倍速駆動パネル。

左から「X9500E」「X9000E」「X8500E」

またX9500Eシリーズはハイレゾ対応を実現。サイドスピーカーの横幅を従来同型モデルより10cm程度狭めたスリム設計としながら、歪みのない中低音を増幅させるパッシブラジエーター、カーボンの振動板を使用し音離れを向上、クリアな中音〜中高音を実現する磁性流体SPウーファー、定位のある高音を奏でるトゥイーターを搭載。

「X9500E」シリーズのサブウーファーはスタンドの下部に配置される

「X9500E」シリーズはサイドスピーカーを搭載するが、スペースに配慮したスリムなデザインとなる(左)

さらに背面スタンド内に搭載する磁性流体SPサブウーファーが瞬発力のある低音を生み出し、「Magnetic Fluid Speaker」や「DSEE HX」など同社の音響技術と合わせて、妥協のない高音質を実現したとする。なお壁掛け使用の際には、ソニーの定めるハイレゾの基準に満たないため、ハイレゾ対応とは謳わないとのこと。

「X9500E」シリーズの背面。端子部はカバーで覆うこともできる

「X9000E」シリーズでは、「X1 Extreme」は非搭載だが、映像をHDRアップコンバートするプロセッサー「HDR X1」を搭載。液晶の背面全面にLEDを配置、細かいブロックに分けてコントロールすることで高コントラストな描写を可能とする、Z9Dにも採用される「直下型LED部分駆動」技術が投入される。

「X9000E」シリーズ

ディスプレイサイズは65型、55型、49型の3サイズ展開。パネルは120Hzの倍速駆動で、XDR PRO技術を搭載しており、非搭載モデルに対して体感輝度は5倍としている。

「X8500E」シリーズは「8500D」シリーズの後継にあたり、映像プロセッサーが「X1」から「HDR X1」に進化。さらなる高コントラストを実現したとしている。ディスプレイサイズは75型、65型、55型を展開。部分駆動なしのLEDバックライト構造で、パネルは120Hzの倍速駆動。

「X8500E」シリーズ

「X8000E」シリーズは4K HDR再生に対応しながら、インテリアに合わせてブラックとシルバーの2色が選べるデザインモデルとなる。ディスプレイサイズは49型、43型をラインナップ。X8500Eシリーズと同じく部分駆動なしのLEDバックライト構造だが、パネルは等倍速の60Hzまでの対応。

「X8000E」シリーズのブラックモデル。カラーはベゼルとスタンド部が異なる

さらにBRAVIAシリーズとして、使い勝手を高めるため従来モデルからユーザーエクスペリエンス(UX)を強化。番組表を大きく表示する拡大縮小機能や、入力切替などの設定をシンプルに表示するかんたんメニューといった機能を追加したほか、リモコンのチャンネル数字ボタンを押すことで電源をオンし番組を表示する「チャンネルポン」機能を2年ぶりに搭載した。

またソニー独自の音声解析技術を用いた、音声予約/絞り込み検索機能を新搭載する。例えば「今週の新番組を予約したい」とリモコンに話しかけることで、「今週の」という時制、「新番組」というキーワード、「予約したい」というアクションをそれぞれBRAVIA独自のアルゴリズムが認識し、その結果を実行できる。

音声操作は付属のリモコンから行える

そのほか、BRAVIAシリーズに搭載される「Android TV」の最新機能としては、スマートフォンのようなタスクの切り替え表示の実装、画面隅にワイプで小さく別番組を表示する機能や、映像を表示しながら設定を変更できる設定メニューを装備。なお、これらはAndroid TVアップデートによるもので、同機能を搭載した従来モデルも最新機能を使用できるかについては、現在検討中という。

タスク切り替え表示

今回発表された製品は壁掛けにも対応。純正アクセサリーとしてスイーベル壁掛けユニット「SU-WL825」(オープン・予想実売価格35,000円前後)、「SU-WL820」(オープン・予想実売価格35,000円前後)、ACアダプターホルダー「SU-AH1」(オープン・予想実売価格5,000円前後)が6月10日に発売される。

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