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完全ワイヤレスイヤホンも登場か?

OptomaとNuForce、イヤホン分野に注力。全世界300台限定BAイヤホンも発表

公開日 2016/12/09 12:16 編集部:小澤 麻実
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先日新イヤホン「BE Sport3」が発売になったばかりのNuForce(関連ニュース)。同社はハイエンドなデジタルアンプやデスクトップ向けの小型オーディオ等で定評のあるブランドだが、このニュースのなかに「Optoma/NuForce」と書かれていて「?」と思った方もいらっしゃるのではないだろうか。

2014年にOptomaがNuforceを買収して以来、映像とサウンド両方で製品づくりを行っている

プロジェクターなどを手がけるOptomaは、2014年にNuForceを買収(関連ニュース)。以降、映像とサウンド両方を持つメーカーとして、両ブランドの強みを持ち寄りながら製品づくりを行っているという。今回、OptomaとNuForceのキーマンが来日し、戦略説明会が開かれた。

左からOptomaのYC Chu氏、Jyri Jokirinta氏、バリュートレードの土山裕和代表取締役、岩崎顕悟 オーディオ事業部顧問

出席したのはOptomaのオーディオビジネスグループ バイスプレジデントのYC Chu氏と、NuForceブランドを担当する新規事業部門シニアマネージャーのJyri Jokirinta氏。

YC Chu氏は「NuForceはデジタルアンプに強みを持ち、ホームシアターやオーディオ向けの製品を送り出してきたが、現在はBluetooth対応モデルをはじめとするイヤホン、モバイル製品のラインナップにも力を注いでいる。若いアクティブなユーザーを捉えるべく、スポーツイベント協賛などもおこなっている」と現状を紹介。

YC Chu氏

BEシリーズの新製品「BE Sport3」

さらに「これまで日本国内ではフューレンコーディネートとハイエンドオーディオやAV製品中心に展開してきたが、今回新たにバリュートレードともタッグを組んだ。頼れるパートナーと共にモバイル製品の展開をさらに加速させていく考えだ」というビジョンを語った。バリュートレードは携帯電話周辺アクセサリーのほか、最近だと米ERATOの完全ワイヤレスイヤホンなどを取り扱い、注目を集めている。

新たにバリュートレードともタッグを組み、モバイル製品の展開に注力していくことを発表した

なおChu氏に直撃取材したところ、詳細は語られなかったが今後の展開として「完全ワイヤレスイヤホン」という言葉も飛び出していた。これからの動向が気になるところだ。


Jyri Jokirinta氏は、元々NuForceブランドのメンバー。「NuForce製品はまず『音質』が第一で、さらに感性に訴えるデザインと利便性を併せ持つことが大前提。つまり“簡単に良い音を楽しめるプロダクトを作る”ことが、わたしたちの基本理念だ」と説明。音楽を聴くのが好きで、ファッションにもこだわりを持つ25〜45歳の都市生活者を想定ターゲットとしているという。

Jyri Jokirinta氏

現在の同社主力イヤホンとして、ダイナミック型の「NEシリーズ」、Bluetoothワイヤレスイヤホン「BEシリーズ」、BAドライバー搭載のハイエンドシリーズ「HEMシリーズ」、そしてデスクトップオーディオの「uDACシリーズ」を紹介。

「HEM8」カッパーモデルが限定発売されることも明らかに

HEMシリーズからは、4BAドライバー搭載の「HEM8」カッパーモデルが来年1月、全世界300台限定で発売されることも明らかにされた。日本での販売価格などは未定とのことだが、こちらも今後のアナウンスを待ちたい。

会場にはHEMシリーズの全ラインナップやuDAC5なども展示されていた



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