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「トゥルー・モーション・ハイレゾドライバー」を新開発

オーディオテクニカ、新開発ドライバー/ハウジングのハイレゾ対応ヘッドホン「ATH-SR9」

2016/10/13 編集部:伊藤 麻衣/小澤 麻実
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オーディオテクニカ(株)は、新開発のφ45mm“トゥルー・モーション”ハイレゾ・オーディオドライバーを搭載した密閉ダイナミック型のヘッドホン「ATH-SR9」を11月25日から発売する。価格はオープンだが、50,000円前後での実売が予想される。

ATH-SR9


ATH-SR9は、2014年11月に発売された「ATH-MSR7」の高音質設計を継承しつつ、本機専用の“トゥルー・モーション”ハイレゾ・オーディオドライバーやハウジングなどにより、さらに音質を強化した上位モデル。なおMSR7は併売される。

本機専用に新開発された“トゥルー・モーション”ハイレゾ・オーディオドライバー(“True Motion”Hi-Res Audio Drivers)は、駆動力を最大限に引き出すという高性能磁気回路と、音声信号を正確に伝送するという高純度7N-OFCショートボビン巻きボイスコイルを採用。さらに、振動板に剛性を高めるDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施すことで、高域特性を強化。再生周波数帯域を5Hz〜40kHzから5Hz〜45kHzに向上させている。

“トゥルー・モーション”ハイレゾ・オーディオドライバーの構造

ハウジング部は、Midpoint Mount Technology(ミッドポイント・マウントテクノロジー)を採用。振動板の前後に均一の音響空間を設けた新設計により、筐体サイズを抑えつつ限られたスペース内でドライバーの性能を最大限引き出すことを可能にしたという。またダンパーを配置することで前後空間を仕切り、不要な低域成分の伝播の最適化を図っている。

ミッドポイント・マウントテクノロジーの詳細

ハウジングとスライダーはアルミニウム製。硬質なアルミニウムハウジングをネジ留めすることで、不要振動による歪みの抑制にも配慮している。

イヤーパッドには、装着時の頭部への負荷を均一に分散するという特殊素材を用いることで装着時のストレスを軽減させたとのこと。

ケーブルは着脱式の両出しタイプ。ヘッドホン側には、独自のオーディオ専用設計によるA2DCコネクターを採用。コネクターとプラグのスリーブにはアルミニウム材を使用し、微振動の抑制にも配慮。なお、付属ケーブルにはスマートフォン用ケーブルも用意されている。

ケーブルは着脱式の両出しタイプ。A2DCコネクターによるリケーブルにも対応

プラグ部のスリーブはアルミを使用

出力音圧レベルは97dB/mW、最大入力は1,500mW、インピーダンスは47Ω、ケーブル長は1.2mでプラグ部はφ3.5mmステレオミニまたはφ3.5mm4極ステレオミニ。質量は約270g(ケーブル含まず)。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドAUDIO-TECHNICA
  • 型番ATH-SR9
  • 発売日2016年11月25日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)