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<ヘッドホン祭>ラトックのフルバランスポタアン/NuForce 4BAイヤホン/オルトフォン純銀コイルイヤホン

2013/10/26 ファイル・ウェブ編集部
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10月26日と27日の2日間、「秋のヘッドフォン祭 2013」が東京・青山の「スタジアムプレイス青山」で開催されている。参加は無料。本記事では、8階の完実電気ゾーンにブースを構えたラトックシステムやフューレンコーディネート、オルトフォンほかの模様をお伝えする。

■ラトックシステム

今回の目玉は、フルバランス構成を採用したポータブルヘッドホンアンプ「REX-KEB02AK」だ。発売時期は未定だが「今年中には出したい」(同社)という。価格は6万円程度を見込んでいる。

ポータブルヘッドホンアンプ「REX-KEB02AK」

DACにはESSの「ES9018K2M」を採用。DACのアナログ出力からヘッドホンアンプまでフルバランス構成となっている。アンバランス出力も可能で、バランスとは別のヘッドホンアンプで駆動する。また、DAC内蔵のフィルター特性を2種類から選択できる。

内部構造も公開されていた

ヘッドホン出力は2系統用意され、バランスが2.5mmマイクロミニ出力×2、アンバランスが3.5mmのステレオミニとなる。

デジタル入力端子として、光デジタルと同軸デジタルを各1系統ずつ備えていることも特徴。これはS/PDIF出力が可能なAstell & Kern製品との組み合わせを意識した結果という。また、今後はS/PDIFの代わりにUSB入力端子を備えたモデルも検討しているとのことで、これが実現した場合、DSDの再生にも対応させる予定という。

背面に光/同軸デジタル入力を装備する

音展でも出展したキットモデルも展示していた

フューレンコーディネート

フューレンコーディネートは、NuForceのイヤホン「Primo 8」を初披露した。4基のBAドライバーを小型の筐体に収めた製品で、「できれば年内に発売したい」(同社)という。価格は5万円前後になる見込みだ。

NuForceのイヤホン「Primo 8」

「Primo 8」のプラグはL型

中域と高域に1基ずつ、低域に2基のBAドライバーを割り当てた3ウェイ構成を採用。クロスオーバーネットワークは独自開発のもので、通常よりも小さいサイズ、少ないパーツで高性能なネットワークを作ることに成功したと説明。これによりユニット数を多くしながら、フラットな周波数特性を実現つした。ケーブルも独自構造を採用したもので、これも音質向上に寄与しているという。

オルトフォン

オルトフォンは、新イヤホン「e-Q8」を展示した。BAドライバー1基を搭載したイヤホンで、2014年1月下旬〜末頃の発売を予定する。価格は4万円前後を想定している。

純銀線コイルを採用したBAイヤホン「e-Q8」

プラグはL型

本機の特徴は、純銀線のコイルを採用したことだ。銀は柔らかく加工が難しいが、工夫を重ねて実現したことで、特に高域の伸びを飛躍的に向上させた。実際に聴いてみたが、高域の突き抜け方は他にあまり例がないほどで、非常にレベルが高い。なお、この純銀線コイルは実用新案も取得済みという。

このほか、真空管プリメインアンプ「Ta-Q7」も展示した。価格は44,940円(税込)。プリアンプにあたる部分を真空管、増幅回路はトランジスタで増幅させるハイブリッド方式を採用。入力は3.5mmステレオミニ1系統とRCA1系統のシンプルな構成となっている。出力は5W×2。

真空管プリメインアンプ「Ta-Q7」

スタックスブースは、40万円近い価格ながら、現在半年待ちという人気ぶりの「009」などを展示していた


NMODEの「X-HA1」「X-DU1」の姿も見えた

木曽工業は「KM01-TSUGARU B/G/R」を出展。以前のものとは異なるデザインで、職人も変わったという。年明けに9万円弱での販売を想定している


PS AUDIOのUSB-DAC「NWD」も出展

MSB Technology「Analog DAC」の姿も見られた

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