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9月発売を予定。「SoundLink Mini」も登場

ボーズ、同社初ノイズキャンセリングイヤホン「QuietComfort 20」を国内向け発表

公開日 2013/06/06 22:51 ファイル・ウェブ編集部
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ボーズは、同社初となるノイズキャンセリングイヤホン「QuietComfort 20」と、手のひらサイズのBluetoothスピーカー「SoundLink Mini」を発表した。昨日米国にて発表されたものが(関連ニュース)、日本向けにもリリースされたかたち。

ボーズ初・ノイズキャンセリングイヤホン「QuietComfort 20」

同社初となるノイズキャンセリングイヤホン「QuietComfort 20」は、Android/Windows Phoneなど向けの「QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」と、iOS端末向けの「QuietComfort 20i Acoustic Noise Cancelling headphones」をラインナップ。価格はどちらも31,500円(税込)で、8月より予約受付を開始。9月より発売される予定だ。取扱いはボーズ製品取扱認定ディーラー、ボーズ直営店、ボーズ・オンラインストア。

QuietComfort 20

イヤホン用に最適化したNC機能やTriPortテクノロジーなどを投入している

同社が30年来培って来たノイズキャンセル技術をイヤホン向けに最適化したとのこと。ハウジングの外側と内側に集音マイクを配置。外側のマイクで外部からの騒音を、内側のマイクで耳に侵入してくる騒音をモニタリング。検知した騒音をもとに、コントロールモジュール内のデジタル回路が最適なノイズキャンセル信号を生成するという。なお、コントロールモジュールとイヤホン部は取り外しできない。

イヤホン部とコントロールモジュールがセットになっている(取り外しは不可)

コントロールモジュール

またサウンドについても、同社のTriPortテクノロジーを応用し、人工的なブーストや歪みのない豊かな再生音を楽しむことができるという。

電源はリチウムイオン充電池で、連続16時間のノイズキャンセル機能使用が可能。電池がなくなっても通常のイヤホンとして使うことができる。充電はUSBケーブルで行う。

また、これまでの「StayHear」チップの先端にフリンジを加えた新開発の「StayHear +」チップを採用。耳に入れた際フリンジが広がり、装着感がより向上したという。S/M/Lサイズの3種類が付属する。

チップの先端にフリンジを加えた新開発の「StayHear +」チップを採用

耳にぴったりフィットする

ユニークなのは「Awareモード」という機能。周りの音を聴きたくなったときコードの途中に設けられたリモコンのボタンを押すと、イヤホンを外さなくても瞬時に聴けるようになるという。友人に話しかけられたときや、駅/空港でアナウンスを聞きたいときなどに便利とされている。もう一度ボタンを押すと、またすぐにノイズキャンセル機能がONになる。

iOS用(写真左)とAndroid用(写真右)のリモコン。側面に設けられているのが「Awareモード」用のボタン


手のひらサイズのBluetoothスピーカー「SoundLink Mini」

手のひらサイズのBluetoothスピーカー「SoundLink Mini Bluetooth speaker」は、本日6月6日20時より予約受付を開始。7月12日より発売される。価格は22,890円(税込)。取扱いはボーズ製品取扱認定ディーラー、ボーズ直営店、ボーズ・オンラインストア。

SoundLink Mini

外形寸法180W×51H×59Dmmとコンパクトなアルミ押し出し成型のボディで、質量は655g。手に持ってみるとずっしりとした印象を受けるが「500mlのペットボトルとほぼ同じ質量。一般的な大きめのタブレット端末より軽い」(同社説明員)とアピールしていた。ボディは傷や指紋がつきにくいアルマイト仕上げとしている。

アルミ製ボディはアルマイト仕上げ。天面には各種ボタンを配置

側面には3.5mmステレオミニジャックとACアダプタ用端子を備える

サウンド面では、新設計の「デュアル・オポージング・パッシブラジエーター」を採用。2つのパッシブラジエーターを前面側と後面側に向かい合わせで配置することで、不要振動を抑えつつ低音再生力を強化したという。

中央のロゴあたりに配置されているのが、新設計の「デュアル・オポージング・パッシブラジエーター」

背面側にもパッシブラジエーターが設置されている

さらに、ボーズ独自の新開発トランスデューサーを搭載。「同サイズの従来型に比べ2倍の空気量を動かすことができる」とアピールされており、クリアな中高域再生を実現するとのこと。加えて、独自のDSPにより、小音量再生時でもバランスのよい再生が可能だという。

独自の新開発トランスデューサー

BluetoothのプロファイルはA2DPに対応。ペアリングは機器を6つまで記録しておくことができる。電源はリチウムイオンバッテリーで、7時間の連続再生が可能。充電は付属のクレードルで行う。また別売のアクセサリーとしてオレンジ/グリーン/ブルーのソフトカバー(予価2,940円)とトラベルバッグ(予価5,000円前後)などが用意されている。

付属の充電用クレードル


別売のソフトカバー(左)やトラベルバッグ(右)も用意する

「圧倒的な静けさを実現できない製品なら、普通のヘッドホンで十分」(挽野社長)

ボーズは本日渋谷ヒカリエにて発表会を開催。1,286人のユーザーが特別に招待され、発表会のもようはyouTubeと渋谷屋外ビジョンで生中継された。

渋谷ヒカリエにて発表会を開催

SOIL&“PIMP”SESSIONSのライブで華やかに幕を明けた

SOIL&"PIMP"SESSIONSのライブで華やかに幕を明け、登壇した同社代表取締役社長の挽野 元氏は、1978年からノイズキャンセリング技術開発をスタートしたボーズの歴史を紹介。1985年のパイロット向けNCヘッドセットのプロトタイプ、2000年の一般向けNCヘッドホン「QuietComfort」などを例に挙げ、「圧倒的な静けさを実現できない製品なら、普通のヘッドホンで十分。今回発表する『QuietComfort 20』はこれまでに想定できなかったリスニングスタイルを提供するものだ」と、大きな身振り手振りとともにアピールした。

「QuietComfort 20」をアピールするボーズ 代表取締役社長の挽野 元氏

「SoundLink Mini」をスーツの胸ポケットから取り出すパフォーマンスも披露

また「QuietComfort 20」と「SoundLink Mini」をあわせ「これまでのオーディオではなし得なかった、まったく新しいリスニングスタイルを提供するもの」と紹介を行っていた。

モデルによるランウェイ方式で、新製品のさまざまな使用シーンをアピールした


【問い合わせ先】
ボーズ・インフォメーションセンター
TEL/0570-080-020

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