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ソニーの出資額は500億円

ソニーとオリンパス、資本・業務提携で合意 − 4K/3D内視鏡など開発、カメラ事業でも提携

公開日 2012/09/28 18:04 ファイル・ウェブ編集部
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ソニー(株)とオリンパス(株)は、資本・業務提携で合意し、本日契約を締結した。

オリンパスはソニーを割当先とする第三者割当増資を実施。ソニーは同社普通株式を500億円で割り当て、購入後はオリンパス株を11.74%所有することになる。また、ソニーがオリンパスに取締役1名を派遣することも検討していく。

今回の資本・業務提携により、医療事業においては、オリンパスのレンズなど光学技術やブランド力とソニーのデジタル画像処理技術などを組み合わせることが可能になる。オリンパスが得意とする内視鏡だけでなく、手術室で使用する器具など付加価値の高いソリューションを提供することも視野に入れ、このために両社合弁の医療事業会社を今年中に設立する。

合弁会社の出資比率はソニーが51%、オリンパスが49%で、4K以上の解像度や3D表示機能を備えた外科用内視鏡や内視鏡システムなどの開発を行う計画だ。

さらにカメラ事業でも、コンパクトデジカメを中心に基幹部品の取引やそのほかの協業について今後協議・検討していく。具体的にはオリンパスのカメラ用レンズや鏡枠などをソニー向けに供給するほか、逆にソニーのイメージセンサーをオリンパス向けに供給するなどといったことを想定している。

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