HOME > ニュース > Apple、「Apple Lossless」をオープンソースに

Apple、「Apple Lossless」をオープンソースに

2011/10/28 海上 忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Appleが「Apple Lossless」(ALAC)のソースコードを公開した。Apple由来のオープンソース製品をホスティングするポータルサイト「Mac OS Forge」では、新規プロジェクト「Apple Lossless Audio Codec Project」をスタートさせている。

ALACは、オリジナルデータと圧縮/展開後のデータが完全に等しくなる可逆圧縮方式のオーディオコーデック。WAVEやAIFFなど非圧縮のオーディオデータを50%前後にまで圧縮し、理論的には音質を劣化させない再生が可能。iTunesやiPod、iPhoneなどApple製オーディオ製品の多くに採用されている。

公開後のALACには、ライセンスとして「Apache License 2.0」が適用される。同ライセンスが適用されたソフトウェアは、著作権と免責事項の表示を義務付けられるが、そのソフトウェアの使用や再配布、改変および派生版の配布は制限されない。改変部分のみライセンス条件を変更し有償化/非公開化できることから、商業利用しやすい特徴がある。

(海上 忍)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE