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ドック端子につなぐだけで高音質化

デジタル入力対応のiPhone/iPod用アダプター「SRS iWOW 3D」が発売

公開日 2011/05/10 18:02 ファイル・ウェブ編集部
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(株)シネックスは、SRS・ラボズ・ジャパンの音質向上アダプター「SRS iWOW 3D」を5月12日に発売する。価格は7,980円(税込)。

iPod touchにSRS iWOW 3Dを装着したところ

本機は、すでに先日開催された「春のヘッドホン祭2011」で披露されていたモデルだが、本日シネックス社内で記者発表会が行われ、正式に発表が行われた。

iPhoneやiPod、iPadなどのドック端子に接続して使用するアダプター。iOSからデジタルで出力された音声データをSRS独自のアルゴリズムで処理し、音場を広げたり、圧縮で失われた音声データを復元してからイヤホン端子から出力する。

シネックスとSRSは、昨年末に「SRS iWOW 02」を300台限定で発売。iPhone 3GS用だったこともあり、テストマーケティング的な位置づけで量販店でも販売しなかったが、「出足が好調で、1ヶ月もしないうちに売り切れた。日本においてもiWOWの需要はあるな、と実感した」(SRS・ラボズ・ジャパン マーケティングマネージャーの渡邉英里氏)という。

なお、iWOW 02が備えていたボリュームボタンは無くなり、操作はON/OFFボタンだけとシンプルになった。電源がONの場合はボタンが点灯するので使用状況が一目でわかる。

また本体からはケーブルが伸びており、これにイヤホンやヘッドホンを差し込むスタイルに変更。もちろんケーブル部分は曲げられるため、使用スタイルの自由度が向上した。

さらに5色(黒・シルバー・青・緑・ピンク)のフェイスプレートが付属。かんたんに付け替えることができ、気分や複数などに応じて外観の印象を変えられる。

付属する5色のカラープレート

プレートはかんたんに付け替えられる

音質面では、iWOW 02はiPhoneやiPodのアナログ音声を入力する仕様だったが、iWOW 3Dはデジタル入力に対応。デジタルで入力した音声データをそのまま処理することが可能になり、音質が向上したという。

iWOW 02とiWOW 3Dの違い

また内部処理も若干変更し、「WOW HD」の「ディフィニション」に対応。より高域をスムーズに再生することができるという。さらにアルゴリズムの計算方法も変更し、人の聴覚に応じて処理の重み付けを行うことで消費電力を下げることができたという。

iOSデバイスの場合、アプリ「SRS iWOW」をインストールすることで、iWOW処理全体のオン/オフだけでなく音場拡大や低音のブーストなどを個別にオン/オフすることができる。

なお、iWOW 02はテストマーケティングという側面もあったため、パッケージなどは英語のままだったが、本機はパッケージやマニュアルを日本語にローカライズ。また販路も拡大し、ヨドバシカメラやビックカメラなどの量販店、Amazonなどで販売を行っていく。量販店の店頭では、本機の音質を実際に確かめられるデモ機が置かれた販促ツールも、多数展示する予定という。

ヨドバシカメラやビックカメラなどでも販売摺る

パッケージやマニュアルも日本語にローカライズ


SRS・ラボズ・ジャパン マーケティングマネージャーの渡邉英里氏
SRS・ラボズ・ジャパン マーケティングマネージャーの渡邉英里氏は、音響技術の知財ビジネスが主体の同社が、コンシューマー向けのiWOWを積極展開する理由について「より多くの方々に、より身近にSRSサウンドを体感頂くことで、SRSブランドの国内認知度を向上させる」ため、と説明。

さらに渡邉氏は、先日のヘッドホン祭で、本機に対する女性客からの評判が高かったと述べ、「今後はスマートフォンユーザーも女性が増えるはず。こういった方々に対しても積極的にアピールしていきたい」とした。なおAndroid向けのiWOWアダプターも、現在本国で開発を検討しているという。

商品の販売を行うシネックスの取締役 CE事業部長である中村明氏は、本機の年内の売上げ目標を1万台に設定したと説明。様々な施策を通して、積極的に拡販する考えを強調した。


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  • ブランドSRS
  • 型番SRS iWOW 3D
  • 発売日2011年5月12日
  • 価格¥7,980(税込)