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ドコモ史上最多の28機種72色

【更新】ドコモ、スマホ4機種やLTE端末など新製品を発表 − 新タブレット端末投入も表明

2010/11/08 ファイル・ウェブ編集部
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NTTドコモは本日、2011年冬から2011年春モデルのラインアップを発表。スマートフォン4機種やLTEサービス「Xi」(クロッシィ)など、同社史上最多となる28機種72色の端末を11月12日以降、順次発売する。

スマートフォンはシャープ製の「LYNX 3D SH-03C」がメイン。12月の発売を予定している。

「LYNX 3D SH-03C」を持つドコモの山田社長

本体色は3色

SH-03Cは3.8インチの液晶を搭載し、裸眼で3D立体視が行える。静止画を3Dに変換し立体表示する「ワンタッチ3D変換」機能を搭載。3D対応ゲームや3D動画をプリインストールしている。OSはAndroid 2.1だが、2011年春に2.2へのアップデートを実施予定。

LYNX 3D SH-03C

画面左上のアイコンをタッチすることで3Dと2Dを切り替える

3D静止画の撮影にも対応する。撮影は、先日発表されたソフトバンク向けの端末と同様、本体をスライドする方式を採用している。撮像素子は960万画素のCCDで、画像処理エンジン「ProPix」や、720pのハイビジョン動画の撮影にも対応する。また、おサイフケータイやワンセグ、赤外線など、日本独自の機能も備えている。

各機種ともおさいふケータイに対応

なお、カメラ機能では顔検出や、被写体を自動追尾する「チェイスフォーカス」、そして撮影シーンに合わせて最適なモードを選択する「シーン自動認識」なども装備。さらに、名刺リーダー機能や、飲食店情報などを読み取って登録できる「情報リーダー」機能なども備えている。

「REGZA Phone T-01C」は12月から1月にかけての発売を予定。本機も発売当初のOSはAndroid 2.1で、2011年春に2.2へアップデートを予定する。

REGZA Phone T-01C

モニター部の様子

約4インチのフルワイドVGA液晶を搭載し、「モバイルレグザエンジン3.0」を搭載。超解像やフレーム補間技術などにより高画質化を図っている。

カメラの撮像素子は1,220万画素で、オートフォーカスにも対応。ハイビジョン動画の撮影も可能。シャープ製端末と同様、おサイフケータイや赤外線通信、ワンセグに対応している。またドコモのスマートフォンとして初めての防水対応モデルであることも本機の大きな特徴だ。

そのほか、FLASH Lite 4.0の搭載によりFLASHの表示に対応。また、「スターメモ」で撮影した写真や動画を、Twitterやmixi、YouTube、Picasaに簡単にアップロードできる機能も備えている。

小型軽量でQWERTYキーボードやトラックパッドを備えた「BlackBerry Curve 9300」も12月に発売。さらに、タッチパネルとQWERTYキーを両搭載し、直感的に操作できるユーザーインターフェースも備えたエントリースマートフォン「Optimus chat L-04C」も来年2月に発売する。

BlackBerry Curve 9300

なお、「BlackBerry Curve 9300」は音楽再生機能を充実させた点も特徴。本体上部に音楽再生操作用のメディアキーを配置したことに加えて、iTunesやWindows Media Playerとの同期にも対応している。

「Optimus chat L-04C」では、独自の「ドコモメニュー」を搭載。自由にカスタマイズ可能な「LG Optimus UI」も搭載し、好みに応じて選択できる。

Optimus chat L-04C

QWERTYキーボードを装備

また、今回は詳細が明らかにされなかったが、タブレット型端末の新機種も用意しているとのこと。パワーポイントの画面ではシルエットのみ紹介された。

タブレット型端末の年度内発売を発表

発表会の会場にはGalaxy Tabも展示されていた

さらに、5.5型のタッチパネル液晶を搭載したブックリーダー「SH-07C」も12月から1月にかけて発売予定。ブラウザ機能や各種電子書籍サービスに対応するというが、サービスの詳細については後日、別途発表予定という。

SH-07C

■Evernoteプレミアム版を1年間無料提供 − spモード強化や3D動画提供も

今回発表されたAndroid搭載スマートフォン4機種には、Evernoteをプリインストールしている点も特徴。さらに、月額5ドルのプレミアムサービスをドコモユーザーには1年間無料で提供することも発表された。

Evernoteをプリインストール

プレミアム版では、1ヶ月の転送料が40MBから500MBに増えるほか、転送時にSSLにセキュリティが付加される。また、無料版では画像、音声、PDFのみが同期可能だが、プレミアム盤ではワードやエクセルなども同期できるようになる。

なお、プレミアム版の無料提供は既に発売されているドコモのスマートフォンユーザーも対象。また、プレミアム版を既に利用中のユーザーに対しても、使用料の請求を1年間停止するという。

そのほか、spモード利用者向けに最大54Mbpsの公衆無線LANオプションサービスも開発。同サービスの提供に合わせ、spモードメールサービスの機能化以前も行い、spモードのメールを無線LAN経由で送受信できるようにする。サービス開始は2011年1月下旬から2月上旬を予定している。

さらに、ドコモマーケットのコンテンツ拡充も実施。テレビ朝日の「テレ朝動画」なども利用できるようにするほか、LYNX 3D販売開始と同時に3Dコンテンツ「横峯さくらの迫力ショット3D」も期間限定で無料提供する。

3Dコンテンツも期間限定で提供予定

■LTEサービス「Xi」を12月24日に開始

またサービス面では、受信時最大75Mbpsの高速通信を実現したLTEサービス「Xi」(クロッシィ)を、12月24日から提供開始すると発表。東名阪地域から提供をはじめ、その後、県庁所在地級の都市、その他地域へと順次拡大していく。

Xiの説明パネル

料金プランはデータ通信専用プラン「Xiデータプランにねん」「Xiデータプラン」の2種類。前者の場合、5GB以下の通信なら月額料金が1,000円〜6,510円(税込)の従量課金制となり、5GBを超えると、2GBごとに2,625円(税込)が加算される。

なお、サービス開始から2012年4月末までは、月額利用料金の割引を行うキャンペーン「Xiスタートキャンペーン」を実施する。キャンペーン期間中は、「Xiデータプランにねん」の上限額が4,935円(税込)となり、5GBを超えた場合の料金加算もされない。

Xiの対応端末は、USBスティック型の「L-02C」がサービス開始と同時に発売予定。また、ExpressCardgアタの端末「F-06C」も来年4月から発売する予定だ。

L-02C

F-06C

本日の発表会には、渡辺謙さんや堀北真希さん、EvernoteのCEO、フィル・リービン氏なども出席。発表会の詳細を後ほど更新する。

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