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売上高は359億7,200万円

オンキヨー、2010年3月期3Q決算を発表 - 営業損益は前年同期比2億4,000万円改善

2010/02/08 ファイル・ウェブ編集部
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オンキヨー(株)は、2010年3月期第3四半期の連結業績を発表。四半期における同社グループの売上高は、前年同期比298億1,200万円減少の359億7,200万円となった。

売上高については、OEM事業の再編にともなう売上の減少140億3,200万円や厳しい経営環境の影響により上記のように前年同期比で減少。営業損益は、売上高の減少により4億2,300万円の損失となったが、原材料価格の逓減や経費の削減に加え、OEM事業の事業構造の見直しなどにより、前年同期比では2億4,000万円改善した。

また、経常損益は2億5,500万円の損失となり、四半期純損益は3億100万円の純損失となったが、前年同期比では、経常損益は18億5,200万円の改善、四半期純損益は33億8,700万円の改善となった。

AV機器やPCなどが含まれるAVC事業では、国内市場においてMDシステム分野におけるミニコンポ市場の縮小や、PC市場における新OS発売による市場拡大の動きの一方で加速する低価格化や過当競争などにより、売上高は前年同期比61億2,400万円減少の119億5,300万円となった。

また、海外市場では、AVレシーバーの新製品を市場に投入したことでシェアならびに販売単価を改善したものの、前連結会計年度に破綻した北米の大手家電量販店の影響が残るとともに円高の影響などもあり、売上高は前年同期比66億1,900万円減少の156億2,800万円となった。

その結果、AVC事業の売上高は、前年同期比127億4,400万円減少の275億8,100万円となった。また、営業損益は、製品の差別化による利益率の向上や原材料価格の逓減および経費の削減を行ったが、売上減少にともない前年同期比7億5,400万円悪化の2億9,100万円の損失となった。

なお、通期の連結業績予想については欧米における足元の業績回復も見られることなどから、2009年5月15日に発表した当初の計画を変更していない。

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