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ヤフー、米Yahoo!の「TV Widgets」を国内でも展開開始

公開日 2009/10/07 17:29 Phile-web編集部
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Yahoo! JAPANを運営するヤフー(株)は、2009年1月に米ヤフーが発表し、ソニーやサムスン、LG、VIZIOの製品に搭載されているテレビ向けネットサービス「TV Widgets」を日本国内でも展開すると発表した。

Yahoo! JAPANでは、PC向けのサービスとしてすでに「Yahoo! ウィジェット」を展開しているが、これをテレビ向けにも展開する。「TV Widgets」はもともと米ヤフーと米インテルが共同で開発したもので、ウィジェット作成用のAPIも公開されている。基本的にはJAVAやXML、HTMLで作成でき、開発が比較的容易な点も特徴となる。

TV Widgetsの表示例。天気予報が表示されている(今年1月のCES)

同じく今年1月のCESでのデモ。ウィジェットからネット動画に誘導するものだ

ユーザーが、コンテンツ会社が提供するウィジェットの中から自分の好みのものをダウンロードすると、画面の下部や横に複数のウィジェットパネルが表示される。インターネットを介して情報は自動的に更新されるので、テレビを見ながら、スポーツの試合動向や株式情報を表示したり、最新のニュースや天気を閲覧することが可能となる。北米では、映画ストリーミングサービスのウィジェットなども用意され、ウィジェットから任意のコンテンツを選ぶと再生が始まる、などといったサービスも展開されている。

似たような機能には、ソニー“BRAVIA”の「アプリキャスト」があり、最近ではネットで画質調整を行う「x-Tuning」、携帯電話から“BRAVIA”へ送信したメッセージを表示させる「x-Message Board」などを提供しているが、他社製テレビとの互換性はなく、あくまでBRAVIAの魅力を高める機能として展開を行ってきた。

今回の「TV Widgets」についてYahoo! JAPANは、「メーカー、放送局、コンテンツプロバイダーの皆様と協業し、“TV Widgets”を広く展開していきたい」としている。現在のところ、メーカーの垣根を越えた同種のサービスが存在しないこともあり、今後の展開に注目が集まる。

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