シャープ、BDレコーダー内蔵“AQUOS DX2ライン”を発売 − 5サイズ13機種が揃う

シャープ（株）は、本体にBDレコーダーを内蔵した液晶テレビ“AQUOS”シリーズの新製品となるDX2ラインの新製品13機種を9月10日に発売する。

今回発売されるのは以下のモデル。



・「LC-52DX2」￥OPEN（予想実売価格48万円前後）
・「LC-46DX2」￥OPEN（予想実売価格38万円前後）
・「LC-40DX2」￥OPEN（予想実売価格28万円前後）
・「LC-32DX2」￥OPEN（予想実売価格19万円前後）
・「LC-26DX2」￥OPEN（予想実売価格17万円前後）

52/46V型はブラック（-B）とホワイト（-W）、それ以外のサイズはブラック（-B）/ホワイト（-W）/レッド（-R）の本体カラーを用意する。

液晶パネルは52/46/40V型が1,920×1,080のフルHD対応とし、独自の倍速駆動技術「Wクリア倍速」や映像調整機能「アクティブコンディショナー」などを採用した「高画質マスターエンジン」を搭載している。

「Wクリア倍速」では、映像の動きベクトルを検出し自動的に補間映像を適正化する専用回路を搭載。従来の動きの速い映像をクリアにすることに加え、撮影時にカメラがパンした際に生じるボヤケを検出し補正を施してクリアに再現する。「アクティブコンディショナー」は、視聴している番組やシーンに応じて自動的にコントラストや色調を調整。ブロックノイズやモスキートノイズ、暗いシーンに発生しやすい色のにじみやざらつきなど、元信号に乗っているノイズ成分を高精度に低減する。

また、同エンジンで採用されている「なめらか高画質」の技術では、映像信号をシーンごとにリアルタイムで分析し、独自のアルゴリズムでバックライトの明るさと液晶パネルの開口率の双方を最適制御することで、テレビコントラスト15,000対1の高性能を実現している。

なお、32/26V型には1,366×768画素のハイビジョン対応液晶パネルが搭載されている。テレビコントラストは7,000対1。パネルは全モデル共通で明るいリビングでも見やすい「低映り込みパネル」を採用している。また、液晶の1画素を構成するRGBの各々のドットをさらに分割したセル単位で階調表現をコントロールする「マルチ画素方式」を用いることにより、上下・左右176度の視野角度を実現している。

全モデル共通で地上・BS・110度CSデジタル放送と地上アナログ放送の視聴・録画に対応。デジタル放送はWチューナを使った裏番組の録画も行える。なお、2画面視聴には対応していない。HDMI入力は52/46/40V型が3系統、32/26V型が2系統を備える。AQUOSファミリンクや1080/24p入力に対応する。

新製品DX2ラインでは前DX1ラインの好評を受け、「もっとかんたん操作で高画質」を追求し、進化した機能を盛り込んでいる。

本体にはBD/DVD/CDのパッケージタイトルを再生したり、録画用BDディスクに番組録画が行えるBDドライブを搭載している。録画が行えるBDディスクは、BD-RE Ver2.1（1層/2層）、BD-R Ver1.1/1.2/1.2LTH/1.3（1層/2層）。

BDレコーダー“AQUOSブルーレイ”の09年春モデル（関連ニュース）にも搭載された「フルハイビジョン7倍録り」に対応。AVCフルHD録画は“2倍モード”（12Mbps）、“3倍モード”（8Mbps）、“5倍モード”（4.8Mbps）、“7倍モード”（3.4Mbps）を揃え、7倍モードで2層50GBのBDディスクに録画した場合、最長約30時間の録画が楽しめる。なお、7倍録りのコンテンツ再生時にはノイズリダクションの効果を最適化し、高画質な映像鑑賞が楽しめる。クイック起動設定時には、視聴中の番組についてディスクを入れてから約3秒で録画が行える。

リモコンには新たに「ホーム」ボタンを配置。各種放送の番組や、ディスクに録画された番組、インターネットサービスの番組などが見やすく一覧表示され、簡単に目的の番組を選ぶことができる。

外光や映像シーンに応じて画質・音質を自動調整する「ぴったりセレクト」モードを採用。本体の前面下部に内蔵するRGBセンサーにより、照明の色味や明るさを検出し、同時に映像シーンをリアルタイムに分析して、最適な映像と音を再現する。外光の種類については、400ルクス以下は白熱灯、400ルクス以上は蛍光灯、1,200ルクス以上は外光という基準により判別が行われるという。またセンサーの側に色つきの照明やオブジェなどを置いていた場合、間違った測定になってしまうことを想定し、「センサーの色温度」設定も手動で行える機能も設けている。

なお、音声も「ぴったりセレクト」モードにしておくことで、EPGの番組ジャンル情報に応じて映像/音楽/スポーツ/ニュース/スタンダードの各モードに自動切り替えが行える。自動切り替え時は周波数特性、オートボリュームの音量、サラウンド機能のON/OFFが自動設定される。パッケージソフトの場合は、サラウンドのON/OFFのみが変更される。

インターネット機能も搭載しており、「アクトビラ　ビデオ・フル」や「Yahoo! JAPAN for AQUOS 動画チャンネル」などの各種インターネットコンテンツにも対応する。AQUOS独自のインターネットサービスを高速・快適化するプラットフォーム「Exシステム」の採用により、インターネット上の高精細なフルHDコンテンツもリモコン操作で手軽に楽しめる。「ひかりTV」については対応チューナーなしで視聴も可能だ。

アンプ部には「フルデジタル1ビットアンプ」を採用。デジタル放送の音声信号をアナログ変換することなくデジタルのまま伝送して音声増幅を行う。テレビ番組の視聴時には、急激な音量変化を自動で抑える「オートボリューム」機能も搭載する。

【問い合わせ先】
シャープ　お客様相談センター
TEL/0120-001-251