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DTS Surround Sensation搭載

ケンウッド、“Kseries”初の一体型オーディオシステム「U-K323」を発売

2009/03/23 Phile-web編集部
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(株)ケンウッドは、“Kseries(Kシリーズ)”の新製品として一体型オーディオシステム「U-K323」を4月上旬より発売する。価格はオープンだが40,000円前後での販売が予想される。


U-K323(シルバー)

U-K323(ブラック)
「U-K323」は高剛性アルミ材の筐体にデジタルアンプ、CDプレーヤー、スピーカー、FM/AMチューナーを内蔵した一体型システム。一体型にしたのは「使いやすさを重視したから」(同社担当者)とのことで、20代後半から30代を中心としたユーザー層へ訴求する。カラーはブラックとシルバーの2色を用意する。デザイン面では、前面にはボタン類を設けず、天板に基本的な操作が行えるボタンをエマージェンシー用に用意した、シンプルな構成が特徴。「オーディオらしくないデザインをねらった」(同社担当者)という。

本体にUSB端子を装備しており、MP3/WMA/AAC(DRM非対応)の再生に対応する。なお再生可能なビットレートはMP3が32k〜320kbps、WMAが48k〜192kbps、AACが32k〜320kbps。USBのほかにはケンウッド製DAPの接続が可能なD.AUDIO IN、AUX、光デジタル入力端子を備えている。


USB、D.AUDIO IN、AUX、光デジタル入力端子を装備

本機のリモコン
一体型の2chシステムとして世界で初めて3次元サラウンド技術「DTS Surround Sensation」を搭載し、2月に開催された「A&Vフェスタ2009」のDTSブースで初披露されていた(関連ニュース)。CDプレーヤーでの再生可能ディスクはCD、CD-R/RWのみで、DVD等の再生は行えないが、2chのオーディオソースを自然なサラウンドで再生することが可能だという。同社担当者は「一体型システムのためスピーカーの指向性を考えて最適な位置に設置することが難しい。一体感のある広がりのある音を獲得するため、迷わず採用を決めた」と語る。

アンプの実用最大出力は20W+20W。プリ段とパワー段をそれぞれデジタル構成とした「フルデジタルプロセッシング」を採用する。高音質オーディオシステムとしてハイコンポなどのロングセラーモデルを抱えるケンウッドの“Kseries”だが、一体型システムとして“Kseries”の名称をつけるのは初めて。プリ段には“Kseries”と同様のDSPを搭載し、パワー段にはProdino「KAF-A55」と同様のデジタルアンプを搭載するなど、同社の高音質技術を集結させ、ラジカセとは一線を画した製品となっている。

なお電源部もオーディオ回路から構造的に分離するとともに、電源部専用のシールドケースを採用し、互いの干渉を抑えアンプ部の高精度な信号増幅を実現している。

スピーカーは8cmフルレンジユニットを採用したMDFキャビネットスピーカーを内蔵する。コンパクトな筐体ながら左右あわせて約2リットルのスピーカー容積を確保し、高音質を実現させたという。またダクトをキャビネットの前面に配置する「ロングエグゾースト・ダクト」構造により音の排圧効率を高め、サイズ以上の重低音再生を可能にした。


本機に内蔵された木製のスピーカーキャビネット
【問い合わせ先】
ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0570-010-114(ナビダイヤル)

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドKENWOOD
  • 型番U-K323
  • 発売日2009年4月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
<アンプ部>●実用最大出力:20W+20W ●入力端子:D.AUDIO IN、AUX、光デジタル、USB2.0(Full Speed) ●出力端子:録音出力 <CD部>●再生対応ディスク:CD、CD-R/RW ●再生対応ファイル形式:MP3/WMA AAC(DRM非対応) ●外形寸法:390W×119.5H×267Dmm ●質量:5.8kg