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<CEATEC2008:ソニー>新型VAIO発表のほか、超薄型有機ELなどを出展

公開日 2008/09/30 22:09
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有機ELの展示の様子
ソニー(株)では、昨日発表のあった通り(関連ニュース)BRAVIAやBDレコーダーなどの新製品展示や有機ELテレビの出展を中心にブース展開を行っているほか、BDドライブを搭載した「VAIO type T」など、VAIOの新モデルも発表した。新モデルの詳細は下記の通り。

■type T
VGN-TT70B 10月4日発売 ¥OPEN(予想実売価格30万円前後)
VGN-TT50B 10月4日発売 ¥OPEN(予想実売価格24万円前後)

■type N
・VGN-NS70B/W 10月11日発売 ¥OPEN(予想実売価格16万円前後)
・VGN-NS50B/W 10月11日発売 ¥OPEN(予想実売価格15万円前後)
・VGN-NS50B/L 10月11日発売 ¥OPEN(予想実売価格15万円前後)

「type T」は、BDドライブを搭載したモデル。液晶に高色純度の「クリアソリッド液晶」を採用し応答速度や階調表現を従来機種より大幅に向上させたほか、高音質サウンドチップ 「Sound Reality」の搭載により、ノイズレベルを従来比約1/10に抑えた高音質を実現。また、同社のウォークマンと同等のノイズキャンセリング機能を本体に内蔵。さらに、独自の省電力技術「VAIO エナジーセーブテクノロジー」により、最長約17時間の長時間駆動を実現している。

VGN-TT70B

両モデルともCPUにはCore 2 Duo SU9300(1.20 GHz)を採用し、1366×768ドットの11.1型ワイド液晶を搭載。上位モデルの「VGN-TT70B」はメモリ4GB、HDD160GB、BDドライブを搭載。普及モデルの「VGN-TT50B」はメモリ3GB、HDD120GB、DVDスーパーマルチドライブとなる。

「type N」は、シンプルなデザインにこだわったホームユースの15.4型ノートパソコン。DVDスーパーマルチ/BD-ROM一体型ドライブを搭載しているほか、本体表面にはディンプル加工を施しており布のような滑らかな素材感となっている。

インテル社のCentrino 2プロセッサー・テクノロジー搭載。液晶はいずれも解像度1280×800ドットのワイド液晶を搭載し、2GBのメモリと250GBのHDD容量となる。上位モデルの「VGN-NS70B/W」が、DVDスーパーマルチドライブ・BD-ROM一体型ドライブ搭載となるのに対し、普及モデルの「VGN-NS50B/W」と「VGN-NS50B/L」はDVDスーパーマルチドライブとなっている。

なお、OSは「type T」および「type N」ともに全てのモデルがWindows Vista Home Premium with SP1正規版となっている。

VAIO各機種が揃えられノイズキャンセリング機能などのデモが行われていた

そのほか、展示で注目を集めていたのは有機ELテレビ。0.3mmの超薄型モデルや27V型モデルが参考出展されており、デモ機を横からのぞきこみ「まるで紙みたいな薄さだ」と口にする来場者が多いのが印象的だった。

参考出展された27V型有機EL。背後の人物との対比でおよその大きさがおわかりいただけるだろうか

薄さ0.3mmの超薄型有機EL

映像出展として折り曲げられる有機粘膜トランジスタ駆動フルカラー有機ELディスプレイが紹介されている

しかし、これら参考出展製品の商品化予定については全くの未定だとのことで「ディスプレイを大型化したものは出すだろうが、インチサイズや仕様などを同じもので製品化するかどうかわからない」と同社説明員はコメント。また、説明員は超薄型モデルについても「このレベルまでくると単純に薄くすれば喜ばれるというものでもないと思う」と語り、今後の展開はユーザーのニーズを判断しながらの決定になると説明した。

新製品展示は各機種の新技術紹介が中心で、例えばBDレコーダーでは「BDZ-X100」や「BDZ-L95」らを並べ、HD高画質化LSI「CREAS(クリアス)」や高画質処理技術「DRC-MFv3」など各技術搭載機と非搭載機の映像を比較するといったような展示をしていた。

BDプレーヤーのフラグシップ機「BDP-S5000ES」

DRC-MFv3の比較展示

CREASの「くっきり効果」に関する比較展示

また、BRAVIAの展示では各シリーズを勢ぞろいさせるだけでなく、暗幕などで囲った暗いスペースを作りLEDバックライトと従来の蛍光管バックライトとの比較も行っている。暗い水中で漂うクラゲの様子や夜景の映像などで見ると、黒の表現力の違いがよく分かる。

BRAVIAの展示。中央に内側への入り口がある

ブース内側では暗所でLEDバックライトと蛍光管バックライトの比較展示が行われている

デジタル一眼レフカメラ「α」シリーズに関しては、ブースの中に南国の風景を再現。来場者が実機で女性モデルを撮影できる作りとなっている。また、展示機の中には写真家の三好和義氏が同機を使用したときのセッティングとなっているものもあり、その横には三好氏が撮影した写真データがVAIOに映し出されている。

再現された南国の風景の中で女性モデルを撮影しながら実機に触れられる

写真家の三好氏のセッティングを保存してある機体

同ブースではPS3関連についても展示を行っており、世界各都市の気温などが分かる「Life with PlayStation」や、CyberShotなどで撮影した画像をPS3でスライドショー表示するといったデモンストレーションを披露している。

PS3に関するデモンストレーションの様子

「Life with PlayStation」の画面

PS3でデジカメ画像のフォトスライドショーを行っているところ

(Phile-web編集部)

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  • ブランドSONY
  • 型番VGN-TT70B
  • 発売日2008年10月4日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)
【SPEC】
  • ブランドSONY
  • 型番VGN-TT50B
  • 発売日2008年10月4日
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  • 発売日2008年10月11日
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  • ブランドSONY
  • 型番VGN-NS50B/W
  • 発売日2008年10月11日
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  • ブランドSONY
  • 型番VGN-NS50B/L
  • 発売日2008年10月11日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)