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<ホームシアター知っ得コラム>ホームコントロール(1) − 初歩の初歩/学習リモコン

公開日 2008/07/03 18:31
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ホームコントロールというと大仰に聞こえるかもしれないが、ホームシアターを使い始めたとき、現実問題として一番はじめに立ち現れてくるのがこの世界だろう。

プロジェクターにスクリーン、テレビにアンプにプレーヤー。ホームシアターは、複数の機器を組み合わせて楽しむもの。すなわち、複数の機器を連携して操ることが必要だ。「機器の操作が複雑だから、家族のためにも簡単操作を実現したい」。全国のホームシアターを取材していると、シアター導入後に特にそう考え出す人が多いことに気づく。構築当初は予算が避けなくても、ホームシアターを使うほどに、ホームコントロールの重要性を意識するわけだ。

ホームコントロールは、突き詰めていえば製品の機能ではなく、ホームオートメーションの雛形ともいえるソリューション。

今回は、リモコンを用いた快適操作をいくつかの段階にわけて考察しよう。
 
ホームシアターを家族みんなが使えるようにする一番の近道は、AV機器の一括制御である。機器類のリモコンをひとつにまとめるだけなら、市販の学習リモコンで対応できる。主に赤外線で制御されているAV機器のリモコンコードを登録し、ボタンを割り振って1台で制御する。これまで5台も6台も使っていたリモコンがひとつに制御されれば、操作の手間も幾分減る。最もお手軽な方法だが、マクロが組めないと、結局は機器を個別に扱っているために、上映に至るまでの操作の煩雑さは変わらない。


マクロを組める学習リモコンのひとつ・ロジクール“ハーモニー”「HM-882」
ホームシアターファイル編集部がお奨めするのは、マクロが組める学習リモコンからのチャレンジだ。

マクロを組める学習リモコンを使えば、複数の機器の連続動作が可能になる。「スクリーンで映画を見る」「テレビで放送を見る」など、状況に必要な過程をプログラミングすれば、ひとつの操作でシーンを作りこむことができる。いわゆるワンタッチシアターの完成だ。

予算は1万円くらいから。ユーザー自身が設定しなければならない手間や、モデルによってはエアコンや照明など組み込めない機器類もあるが、予算とパフォーマンスを考えた場合、非常に有力な手段だ。大きな液晶パネルを搭載する見やすいモデルがお薦めだ。

(ホームシアターファイル編集部)

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